アルマの代表ブログ紡いだ命から…
全頭レスキューの
嬉しい報告がなされました☆
この記事に関しては
1万アクセスを超える
皆様からたくさんのご反響を頂き
ネットやフェイスブックのチカラを
改めて感じている次第です。
こんなにたくさんの人が
こうした小さな命に
心を砕いてくださるなら
そう遠くない未来に
こうした絶望的な現場が
必要とされなくなる
社会になると確信しています。
記事を読んで頂いたり
シェアして下さいました皆様に
改めて御礼申し上げますm(_ _)m☆
☆☆☆
千葉でペットショップが倒産し
約40頭の犬が助けを求めています。
アルマを含め
他団体、個人の保護など
多方面から支援が入っていますが
まだ、全頭が保護には
至っていないようです。
ペットショップの裏には
必ず何処かに
子犬工場があります。
親犬は適正な環境も
満足に与えられないまま
酷いところでは
未成熟な年齢から子供を
産まされ続けます。
そうした、繁殖犬は
家庭の温もりも知らないまま
家畜として
その一生を檻の中で
犬好きな人間の需要を
満たすために
子犬を産まされ続けます。
本来、犬を
ブリードするためには
遺伝的な
不具合がでないように
掛け合わせてはいけないカラーや
犬種、近親交配の禁止など
守らなければならない
厳然とした
命のルールがあるのにも
かかわらず
可愛ければいい
売れるからいいと
ペットショップは
マルプーなどの
ミックス犬花盛り。
犬をきちんと管理している
正統なブリーダーからしたら
ありえない事態です。
人気犬種を雑多に飼い
適当な飼育をした結果
生まれたミックス犬が
たまたま可愛くて
売りに出したら
純血種と遜色無い
値段がついたのでしょう。
単一の犬種を交配するより
生産性もあがり
一石二鳥というわけです。
ある人が
ペットショップで買った犬の
親や兄弟に会いたくて
書類の犬舎を調べたり
問い合わせたりしたものの
書かれていた犬舎は
存在していませんでした。
また、ある人は
ショップで
ずっと売れ残っていた犬が
ある日、
いないのに気がついて
あの犬は売れたのかと
店の人に尋ねると
里帰りしたと
お茶を濁されたり。
いずれの場合も
実際のところは
わかりません。
しかしながら
ペットショップの
バッグヤードでは
命の選別が
繰り返されています。
ペットショップの
生命線は子犬です。
競りにかけられ
箱詰めにされ
日々届けられる
新鮮な子犬を並べないと
経営が行き詰まるのが
今のペットショップの現実です。
生後一年の子犬だったとしても
売る側にしたら
しなびた白菜と同じことなのです。
今回、経営が破綻した
ペットショップに
残されていたのは
子犬を搾り取られた可能性の高い
高齢の犬ばかりです。
異常な環境で
錯乱した犬の姿は
本当に哀れです。
巷で流行りと言われている
人気犬種ばかりです。
子犬フェチの
日本人の趣向が
せっせと産み出した現実です。
子犬は可愛い…当たり前です。
しかしながら
可愛い可愛いと言っていられるのは
半年までです。
甘やかして
可愛がることだけでは
犬は犬らしくは育たないのです。
そして、
犬が好きで
飼ったはずの人間が
こんなことを言い出すのです。
大きくなったから
いらない。
言うこと聞かないから
いらない。
病気になったから
いらない。
もう子供が産めないから
いらない。
どれひとつ
まともな理由はありません。
捨てる人は
いつか自分が捨てられる。
その通りだと思います。
今回の現場は
まだ、マシな方。
助けを求めるだけ
マシな方。
世の中には
自分の手を汚さずに
人の手を汚して
平気な顔をしている人や
手が汚れすぎて
もはや、人としての機能が
壊れているのに
普通の顔をして
暮らしている人もいます。
自家繁殖させたがる人。
当たり前ですが
人任せにせず
一から命の勉強をして下さい。
イタズラな繁殖で
病気や奇形を抱えていても
ヨチヨチの子犬の時期には
余程のことがないと
わからないですから
良いブリーダーほど
引き渡しは遅いはずですし…
そもそも、病気や奇形の子犬が
生まれたら
どうしていると思いますか?
子犬は、商品。
不良品だったとしても
わからなければ売るのです。
そして、買ってくれる人なら
誰だって構わないのです。
飼い主の身元も生活環境も
考えてもらえずに
犬を虐めるために
買う人間だとしたって
売る側からしたら
立派なお客様なのです。
ペット業界は
揺籠から
墓場まで。
無知な飼い主と
何もわからない犬を
食いものにし続けています。
正しい知識も
与えられないまま
ペットを買わされる人も
訳も分からず売られる犬も
被害者です。
ペット業界という仕組みの
一人勝ち。
本当の動物好きは
働けない世界です。
それが何を意味するかを
理解してほしいのですm(_ _)m。