「死にたい」と言われた時
私は「生きろ」というギアスをかけるのを躊躇した・・・
なぜなら、私もまた苦しみから解放されるために、死を選ぼうとしたから。
簡単には「生きろ」とは・・・
その先に絶望が待っているのなら、「生きろ」とは正しく選択した言葉なのだろうか・・・
私はあの日、首に輪をかけた。
後はぶらさがるだけだったのに、それで苦しみから解放されるのに、
そこから何もできなかった。
やっぱり生きようとか、もう一度頑張ってみようとか思い直したのではない。
親とか友達の顔がちらついたわけでもない。
ただ、死ぬのが怖くてなにもできなかったんだ。
そして私は今、生きている。
約2年間家から出られず、毎日自殺のことしか考えられない日々が、
今は嘘のように、遊ぶことも働くことも、笑うこともできる。
電車に乗れなかったり、環境が変わるとパニック障害が出たり、
健常者のようにはいかないけど、
それでもあの地獄のような日々を知っているから、
遊んだり働いたり、笑ったり泣いたり、嫌なことだってあるけど、
生きていて良かったと心から思うよ。
だから君に「生きろ!」というギアスをかける!
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!!
「生きろ!!」