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吉田修一著

 
なんと細やかに繊細に悩み苦しむ人の心を描ける作家さんなのだろう!
環境も性質も違う多くの登場人物の一人一人の中に自分を見つけることができた。
何度も映画のキャストを確認しながらイメージを作っていった。
主題は「怒り」というよりも「信じる」の方がしっくりくる感じがした。