ぺんてる、頑張ってるなぁ | 左官屋女房の泣き笑い2(継続編)

左官屋女房の泣き笑い2(継続編)

あぁ、どうしたもんだか、この人。
興味津々、津々浦々動き回ってるよ、この人。
数字にゃ弱いが空想はピカイチ。

去年の秋に始まった、ぺんてるのクラウドファンディングで、

「ぺんてる」と、画家「柴崎春通」さんとの共同開発の「アートクレヨン」なるものが生まれました。


クレヨン(オイルパステル)に対しての、

「あぁ、ここがこうだったらなぁ」が、

そもそもの開発の起点だったようです。


「大人のためのクレヨン」でもあります。


発色が明るい、

柔らかく伸び

混色、重色が容易、

カスが出ない。

手にベタベタしない。


色を混ぜたり重ねたりが楽だから、

あえて色は少な目の8色のみ。


しかしよく考えられています。

色の三原色 青(シアン) 赤(マゼンタ)黄(イエロー)と、白と黒。

これだけでもほぼいろんな色を表現できるのですが、

柴崎さんがこだわった

ピンク、緑、茶が加わった、8色です。



ちょっとだけ描いてみると、

その柔らかさに驚き、

混色と、重色のマジックに驚かされます。


もうね、クレヨンに関しては、

寄り道たくさんしました。


でも、ぺんてるの「パッセル」(子ども用)に落ち着いていたかなぁ。


気に入っている筆ペンも、「ぺんてる」さん。

クレヨンも「ぺんてる」さん。


「ぺんてる」の創業は1946年。

オイルパステルという分野で言えば、

「サクラ」の「クレパス」(登録商標)が有名で、

子どもの頃から、教材としてお世話になっていましたが、


「オイルパステル」(クレヨン、クレパスも含む全体として)は、

ほぼ子どもが初めてお絵描きするのに、ちょうど良い太さ、持ちやすさ、色の発色、線の描きやすさが求められ、「子どもの教材用」みたいな分野と、


それとは反対に、プロの画家が使う

「専門家用」みたいな分野しかありませんでしたよね。


いえ、無いと言うか、最近は、韓国製、中国製のオイルパステルが、結構、まぁまぁ、そこそこの安価で、イケてるんですが、


指で伸ばす感触が固かったり、

色を重ねるのが難しかったりするんですよね。

(韓国製の「ギャラリー」というオイルパステルを試してみました)


で、ゴッホのために開発されたと言う「セヌリエ」は、発色は良いのですが、

柔らかすぎてベタつく感じ。手が汚れる。笑

昔、これで、赤富士とか描いてました。

すぐに減るので、使い終わったら、それでさよならしました。


で、オイルパステルは、ぺんてるの「パッセル」で良いや(安価だし)と、思って愛用していました。


が、…ですよ。

この「アートクレヨン」の開発。

しかもクラファン。

一般販売されてない。

クラファンで好評だったので、

リピートされる方も買い求められるように、

今年の秋に、一般販売に向けて

動き出しているようです。


ほんと、頑張ってるなぁ、「ぺんてる」さん。


さてさて、年度末仕事へと向かいます〜。

ひぇ〜(汗)