療養所時代のBill Pullmanが非常にレアな症状だったのは確かです。この前は、
①7年間、食事なしで生き延びた
②身体が生きることを拒否した
ことを挙げました。
でも、これはまだ序の口。彼の症状は医者も驚いたほど不思議なものでした。それはSandraのカメラに向かってポーズを取った2枚の写真を詳細に分析しても、その脅威的な症状はくっきりと浮かび上がってきます。
重度の栄養失調なのに髪や皮膚は無事
普通なら、極度の栄養失調の場合、身体は生命の維持に必要ないところからどんどん栄養供給を止めます。だから髪が抜け落ちたり、皮膚がボロボロになったりする。 Billのこの時の写真では、明らかに栄養失調の末期状態の兆候、例えば、
・筋肉と脂肪の極端な減少
・呼吸の浅さと補助筋の緊張
・水分摂取拒否による皮膚の乾燥と静脈の浮き出し
などが見られます。なのに、Billは髪も抜けていないし、皮膚も何とか無事に保っています。
生きることを拒否し続けたBillの身体システムは、強く死を望む精神に従って、一般とはまったく逆の反応を起こしたそうです。つまり、【生きたくないから、命に関係ないところに栄養を回す】ことで対処していたんですね。
涙が流れ続ける
彼の顔にはたっぷり7年間、ほぼずっと泣いていた跡があります。普通なら、ここまでの栄養失調と脱水症状では、涙腺も枯れてしまい、泣かなくなるはず。
ところが、Billは栄養を拒否しても、身体が死にかけていても、ずっと心の苦しみを感じながら涙を流し続けていました。
実際、主治医もこれには驚く中でも驚いたそう。「いったい彼はいつまで泣くんだ?」と思ったほど、彼は尋常じゃないほど泣き続けました。
どうやら点滴の水分は大半、涙として外に出ていたようです。これも生きることを拒否して感情を優先するようになった身体システムの反応でしょう。
これは世界でも稀のまた稀のケースで、彼の顔には医学的にも何年も泣き続けた痕跡がくっきりと残っています。
表情筋が壊れてるのに表情豊か
これもまた珍妙な症状。Billは極度の苦悩から泣き続け、食べることも喋ることも拒み、結果として表情筋が働かなくなっていました。筋肉の連動が不完全で、左右差が大きく、額や頬の動きが噛み合っていない。
なのに、驚くほど表情の豊かさを維持してるんです‼️
特に1枚目の写真では、カメラを持つSandraに愛と信頼を寄せて、微笑みを浮かべていますよね。
でも、実は、
微笑んでることそのものが奇跡!
彼の顔には表情筋が完全崩壊してる痕跡が色濃く、この状態なら微笑むのはムリなはず。でも、現に微笑んでいるんです。
足を持ち上げて靴底を見せる
2枚目の写真では、足を持ち上げて靴底に書かれている施設の管理番号【1399】をカメラに向けていますが、この姿勢がまた驚き!
この時の彼はどう見ても歩ける状態ではありません。はっきり言うと、座れるのも不思議なくらい。なのに、短時間であっても足を持ち上げる動作ができているんですよね。
靴に添える指にかすかな震えが感じられ、この時のBillにとって難しい動作なのは見て取れますが、難しいも何も、普通はできないところから始まります。
驚くべき症状のオンパレードだけど、それはBillが豊かな感情の中に生きていた証でもあります。彼は文字通り、愛のために生きてきました🩷
Billは小さい時から美しい結婚と家庭を夢見て、愛だけを追い求めていたのです。それが得られれば、Billは水を得た魚のように生き生きし、失ったら迷わず死を選ぶ。
彼には、愛の存在と生命が稀に見るほど深く結びついているのでしょう。彼の身体は【命を維持するには愛が必要】とインプットしているのかもしれません。だから、医学的に説明がつかないことでも、Bill Pullmanの身には起こり得てしまう。
精神の力は、時として一般の医学が定義する以上に大きな影響を持ちます。
庭に座っている時のBillは7年ぶりに自殺願望が消え、Sandraに想いを寄せ始めた頃。彼女の優しさに触れ、心からの信頼を寄せて、生きる気力を取り戻した時。愛と希望に突き動かされて、肉体が動き、微笑んでも何の不思議もありません。
・何年も引き離された後、ようやく事実婚の形で愛を取り戻して2〜3年目のBillとSandra



