可愛がっていた娘(=私の母)を奪われ、愛する妻Amalie(アマーリエ)を殺されたBillはピストルを口に咥えて自殺を図り、療養所に入れられた…。この経緯は何度も書きましたね。


 療養所時代のBillの症状は想像を絶するほど酷かったそう。…と、同時に、彼の症例はギネスブックに載りそうな【世界の摩訶不思議】でもあります📘



・カメラを向けるSandra Bullockに微笑む、療養所7年目くらいのBill Pullman。



 彼の【摩訶不思議】はいくつもあるので、何回かに分けて書きますね。その不思議な症例は、この写真にもくっきりと刻まれています。



7年間食事なしで生き延びた!


 まず、これが最大の驚き‼️ 過去に存在し、Tamaraの根回しで現在は削除された記事にも、こう書いてありました。以前の記事でも引用しましたが、もう一度載せますね。


"Bill Pullmanは、2番目の妻を失った後、精神的に崩壊し、療養所に8年間隔離されていた。

その間、彼は喋ることも食べることもなく、ただ栄養を入れて生きていた。

Sandraはボランティアとして療養所を訪れ、Billは彼女に恋をした。

彼女の存在が、彼にとって初めて“生きる理由”になった。"


 7年目でSandraに出会ったらしいので、「喋ることも食べることもなく、栄養を入れて」の状態はたっぷり7年続いたわけです。この表現は誇張ではありません。Sandraに出会って再び生きる理由を取り戻すまで、


何と、Billはただのひと口も食事をしなかったのです‼️


 この信じがたい事実は私も別ルートから聞きましたし、何より先に挙げた写真が医学的な根拠にもなっています。


 顔周りには5〜7年と推定される栄養失調のサイン、口を動かしていない跡、筋肉量の減少などで、この時のBillは長年食べても喋ってもないのがよく分かるのです。


身体が生きることを拒否していた


 慢性自殺念慮患者でも、空腹を訴えることも多く、精神的に「死にたい」と思っていても、身体は「生きる」前提で働くケースが一般的だそう。


 ところが、Bill Pullmanの場合は【精神が肉体を管理し、身体が生きることを拒否する】状態でした。


 流動食を食べさせると全部吐いてしまい、点滴でも高濃度栄養を一定以上入れると、やっぱり吐き出してしまう。生きることを完全拒否していたBillの身体は【栄養=生きること=苦痛が続くこと】と認識していたようで、医者は栄養を摂取させるのも苦労したと聞きます。


 写真を見ても、明らかな長年に渡る重度の栄養不足と水分不足の跡が見られ、彼が点滴すら吐いた状態であるのは見て取れます。


 にも関わらず、彼は生き延びたのです!「こんな状態で、よく7年もった」と、誰もが驚きました。