私が人間として愚かなのか、よく道端でやらかしてしまうことが一つ。
それは家族になった賢い仔犬のアーサーを連れて朝のお散歩に行った際、道端にまだ小さいながらもスタイリッシュで上品な黒猫が佇んでいて、私を見るなりくしゃみを2回したんです。
ここイギリスや私の母国スウェーデンを含むヨーロッパ諸国では「結婚式の朝、黒猫にくしゃみをされた花嫁は縁起がいい」という言い伝えがあり、実際に私もたまたま教会にいた黒猫がくしゃみをしてくれたので、超ラッキーな花嫁の一人。
なのでこの黒猫はきっと賢いに違いない、幸運を運んでくれる黒猫に違いないと思い、今朝も道端にいたその黒猫を撫でようとしたところ、妙に親しげな態度で私の足に両方の前足を置いてくれました。
なんて頭のいい黒猫なんだろう😍😍😍💕
そう思っていたら隣では雇用しているボディガードで天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスがくすっと笑い、「奥様、そちらはビョーンですよ。気づきませんでしたか?」とかわいく笑われ、よくよく見たら私たち夫婦が飼っている黒猫のビョーン坊やじゃないですか😂😂😂
フレンドリーな性格からご近所でも評判のビョーン坊やなら賢いと決まってるのに、私ってば子供の頃からいったい何匹の黒猫と暮らしてるのよ😂😂😂
自分が好んで飼っている黒猫を他人の猫だと思うなんて、私は真のバカなんでしょうか?😂😂😂
…実はこれ、よくやります😂😂😂

仔犬のアーサーも自慢の賢さからそこにいるお利口な黒猫は家族で親友のビョーン坊やだと気づいていたのか、ビョーン坊やを見るなり「おはよう、ビョーン!君も一緒に来たの?」とそれはそれは親しげに話しかけていて、この時点で気づけばいいのに全く気づかなかった私😂😂😂
ヴァシリオスの話ではビョーン坊やも毎日のようにお散歩しに付いて来るんだといい、誇らしげなお顔をして見せるビョーン坊やは「お姉さんの後を付いて来たんですよ!」と言いたそう😂😂😂
よくよく思い返してみれば朝になると一生懸命にせっせと街中のネズミを捕獲して回る黒猫を見かけたり、道端に落ちている小鳥さんをおやつにできないかと隣で悩んでいる姿勢のいい黒猫を見かけたり、いったいどこから拾って来たのか白の仔猫を口に咥えてモルに届けて回る黒猫を見かけたりしていたのは、全員ビョーン坊やだったんだとヴァシリオスは笑っています😂😂😂
そういえばご近所で黒猫を飼っているのは私たちの一家くらいで、どうりでお行儀が良くてお利口で頭がいいと褒められまくるわけだと猛反省😂😂😂
これだけ真面目に働く黒猫は、ビョーン坊やの他にそうそう見つかりません😂😂😂
やっぱりギリシャの天使一族がこの世に残した末っ子は賢くお行儀のいい動物たちを見分けるのが上手だと思い知った、今朝の朝食はこちら。



French Roll.

昨日はパソコンとクレジットカードで夜中に犯罪レベルの大問題を起こし、その後もモラハラとセクハラと差別発言から一日中叱られっぱなしだった、一時保護している少年たち兄弟…の、次男(5)。

わずか5歳にして将来が危ぶまれている次男とは正反対で非常にのんびりした性格の長男(8)は真面目でよくお手伝いもしてくれるので、今朝は長男がトライしたがっていたクロワッサンでフランス風のロールパンを焼きました😊😊😊💕

フランスで有名なクロワッサンって、実はオーストリアのウィーン発祥って知ってる?😊😊😊💕

名門ハプスブルク家にオスマントルコ軍が攻めて来た際にハプスブルク家の守備隊が勝利し、それを記念してトルコの象徴「三日月」をモチーフにして作られたそうです😊😊😊💕

祖父の時代よりも遥か遠い昔に受け継いでいる名前から、現在のトルコでかつて世界の中心として栄えたコンスタンティノープルにルーツを持つと言われているヴァシリオスはちょっと複雑そうな顔をしていましたが、「フランスに伝えたのはマリー・アントワネットでしたからね。浪費ばかりしていた愚かな王妃よりも、国のために進軍したトルコ軍の方が高潔ですよ」と自身の血統に誇りを持つことも忘れず、ギリシャの天使一族がこの世に残した唯一存命の末っ子としての気合いも十分😊😊😊💕

こうして日々の何気ない生活から多くの歴史的背景を学べるって、その家庭にいる子供にとってもいい環境だよね😊😊😊💕

次男、兄を見習って…😂😂😂


夫のゼノが教会の牧師に相談され、代わりに保護しているスコットランドの青年、ファーガス。

まだ21歳と若いファーガスはつい去年までエジンバラの大学院で学んでいて、卒業した秋から就職して仕事を始めたばかりでしたが、試用期間中に亡くなったファルの代わりをして育ててくれたグランマが亡くなり、本来なら身内であれば例え繁忙期であっても配慮されて弔慰休暇をもらえるところ、ブラック企業だったのかあっさり解雇。

これ、違法じゃなかった?😅😅😅

しかもモルは愛する夫でファーガスのファルを亡くした悲しみからスコットランド国教会を抜けて某○○○の証人に改宗してしまい、兄1はSDL(モルモン教)に改宗してDVを働き、さらに兄2はイスラム教に改宗してこちらもDVが止まらず、とうとう末っ子のファーガスは虐待されてここイングランドのロンドンまで逃げて来たので、仕事を探すならこの一家から再出発するのが一番でしょう😅😅😅

幸い家主でダディのセバスチャンは一代で会社を大きくした会長だからその一人息子のゼノは社長に就き、ヴァシリオスの恋人で居候している超イクメンの末っ子リアムも会社経営者の息子で春には社長に就くし、私もお父さんが経営する会社を動かし始めたタイミングとあって、前職(IT)の経験を活かした就職先も豊富😊😊😊💕

そのため今日は手始めにゼノが社長を務める会社で面接してもらい、待遇が良くて優良ホワイト企業と評判の会社にハイクラス転職できないようなスキルなら今度は末っ子リアムの一部を育てた情けないと評判のファルが経営する会社で面接してもらい、全てにおいて超慎重な会社にミドルクラス転職すら無理そうだったら最後は私が動かしている会社(イギリス人には外資系)にミドルクラス転職することを考えて…と、CV片手に出発して行きました😊😊😊✨

ここイギリスの転職は一般企業なら経験ゼロもOKだからとにかくコネ、ミドルクラス転職するなら学歴と経験とコネ、ハイクラス転職するならそれに加えて実績と人望が必要😅😅😅

でもエジンバラ大学を出たならイギリス人の中でも優秀な部類に入り、インターンシップを積んだ会社もそこまで悪くはなく、なぜそこからお給料最悪のブラック企業に進んでしまったのかがファーガスを見る私たちの頭が痛いところです😂😂😂

待遇なんて項目はあっても実際にはほぼないようなものばかりで、お給料は平均以下、豊富な残業、周りには経歴もしくは学歴を詐称している社員たち。

経営者の立場からすれば「自身の過去を詐称する社員であっても雇ってあげるんだから、与えるものは最低限かゼロでいいよね?」といったところだとは理解できるものの、「ならば正直な社員は?」と聞きたくなるのが私😂😂😂

何かと矛盾が多過ぎる、イギリスの雇用事情…。

雇用する立場の友達(ホテル経営)なんて面接する際はCVを「必ず持参してください」と言っているのに、実際には応募者が3人いれば2人は詐称しているから「CVなんて見てないわよ!」って言ってたから、持参する意味はあるのか😂😂😂

その点については日本の会社だと証明写真、名前、生年月日、学歴、経歴、人間性に加えて「文字」や「化粧」とかも非常によく見ていて、特に女性たちは真面目にやってるよね😇😇😇

こちらでは年齢差別になるから定年もなければ特定の職業を除けば生年月日の必要もなく、ジェンダー差別になるから写真だって添付しません😇😇😇

何だか就職活動しに行く一人息子を見守るモルの気持ちだった、今日のフィーカはこちら。



Lemon Sugar Cookie Bar.

ご近所に住む「魔女のおばあさん」こと腰が90度近くまで曲がったドイツ系の老婦人が先日のお礼とレモンをくれたので、今日はレモンのシュガークッキーを使ったケーキバーを作りました😊😊😊💕

おばあさん、よく私たちの自宅の庭先で転びそうになるんだけど、大丈夫かな😂😂😂

何かあったら飛んで行くから自宅に「電話して」と言っているのに、90代のご年齢をまだまだ若いと言って小走りして来るおばあさん😂😂😂

とうとう心優しいひ孫のような年齢の長男、もしくは実の孫よりも若い超イクメンの末っ子リアムに手を引かれ始め、かわいい少年とプシュケのような幸福感もたっぷりの爽やかなイケメンと一緒に歩けるならと、心は若さを取り戻したようです😅😅😅

このおばあさん、キャッシュなんだから…。


年齢とあらゆる申告が必須な職業は主に軍人、パイロット、SP、ボディガード、特殊部隊などで、冷静になって考えてみれば、私の周りにはその職業に就いている人ばかり😂😂😂

これが私の一族にはやたらと多い軍人の場合、有事の際に探す目的なのか髪の色や目の色まで申告したものが登録され、本名や生まれた病院、洗礼を受けた教会、洗礼を与えた牧師、状況によっては話す言語、人種、身長、体重、わかる隊員だけだろうけど血液型も登録されていたそうです😇😇😇

今の時代に人種なんて登録したら、それこそ人種差別で訴えられちゃうよね😂😂😂

ヴァシリオスがギリシャで子供の頃から夢だったSPの仕事に就いた際には犯歴や薬物の使用歴、精神を病んだ過去がないことの証明も提出が必要だったというし、もう一人いるボディガードで超ハートフルなジョージおじさん(ハゲ頭)がG4Sというデンマーク発祥の歴史ある民間軍事会社に就職した際には「人を殺した経験はあるか?」と問われたと言っているし、今では謎なことばかり😂😂😂

これ…もしも超オープンマインドなジョージおじさんが、超陽気に「ええ、もちろんありますよ!ざっと○人ほど!」なんて答えたら、面接の担当者はどう対処するつもりだったんでしょうか?😂😂😂

いくらG4Sが相手にするのは「やばい連中」ばかりで民間の特殊部隊も同然、仕事中に襲撃されたら武装してでも戦うのが当たり前とはいえ、質問が極論過ぎると思うんだけど😂😂😂

ただ人生とは真面目な正直者ほど報われることが多いのも事実であり、面接を終えて帰宅したファーガスにゼノがどうだったか聞いてみたところ、「同じ大学を出た社員が面接してくれました。とても親切で、IT業界には少ない穏やかな人だったから話しやすくて、あの人が上司だったらみんな働きやすいと思うんです」といい、その社員の名前や見た目を聞いたゼノは「そのハゲ頭はウィルだな…」と、まさかのボスの友達😂😂😂

ウィルおじさんの面倒見がどれほどいいかは、こちらを参考にしてください😂😂😂



さっそくゼノがスキルの面などを聞いてみたら「成績は上から7番目だったんだけど、真面目さでは1番なんだよ。足りないところは俺たちがしっかり教えて実務に活かせるようにするから、彼のように一生懸命な社員が欲しいね」ということで、恐らくファーガスは採用してもらえると思います😊😊😊💕

まだ若くてキャリアの浅い社員は2人しか募集していなかった求人に対して、応募は400人以上。

若くして真面目だからという理由でこの倍率をクリアできるのも、一重にウィルおじさん自慢の溢れる母性と優しさと、女性を上回るマメな性格の賜物だと思った、今夜のディナーはこちら。



Air Fryer Coconut Tofu.

何とまだ人生で豆腐を食べたことがないという少年たちのために、夜はエアフライヤーでココナッツを塗した豆腐のフライを作りました😊😊😊💕

少年たちはゼノよりも辛いものを食べられるので、ソースは自家製のピリ辛😊😊😊💕

ギリシャとイタリアのハーフでギリシャ出身のヴァシリオスは日常的にライスを食べる習慣があったと言っていて、モル仕込みで料理も得意だから女の私よりも美味しくライスを炊いてくれます😇😇😇💕

リアムといいヴァシリオスといい、何で世のモルたちよりもマメでイクメンなのよ😂😂😂


ここ数日、10年ぶりに服を買い換えようと奮闘しているギリシャの末っ子、ヴァシリオス。

スコットランドに移住する際に慣れたギリシャで主立った服を必要最低限で買い揃え、ここイングランドに引越して来てからもイギリス製の服はあまり買わずに過ごして来たので、まずは合う「サイズ」から探さないといけません😂😂😂

あまりにも整った美しい見た目から流行の最先端を追い求めたところで似合わないと自覚し、この際だから再び10年着られるなるべくシンプルなものを探したいのが本音😅😅😅

そこはほら…まるでモデルのようにほっそりしていて手も足も長く、古代ギリシャの高度な芸術品がそのまま服を着て歩いているような存在だから、洗いざらしのジーンズに白いTシャツなんて適当な服装でも絵になってしまうから悩むんでしょう😂😂😂

迷子になってお家がわからないシャムの仔猫みたいにしゅんとした顔で困り果て、その姿があまりにもかわいらしくて倒れそうになる私😂😂😂

ここは人生初の恋人になった末っ子リアムが本当にさりげないオシャレが上手だし、仕事に一生懸命で真面目な天使のために誰もが一肌脱ぎたいと思っているのも正直なところです😊😊😊💕

リアムと同じでその見た目を簡単に表すと一言でイケメンだけど、目つきが鋭いヒューゴはどちらかというとセクシーでこちらの天使やプシュケとは全く系統が違うから、間違ってもギリシャの天使に某映画の「これから○しに行くボス」みたいな服装はオススメしないように止めておかないと…😂😂😂

ヒューゴが好んで着ている黒は北欧の国民が大大好きな冬の定番ファッションとか英国流フォーマルともいえるけど、危ない職業の若手ボスにしか見えないんだから😂😂😂

悪い顔で黒い服を勧める悪ガキ、ヒューゴ。

これでまた二人は友としての「絆」ではなく、天敵としての「溝」が深まるのかな😇😇😇


God natt...