続きです。
いよいよ旅行が数日後に近づいてきた。
初日は仙台集合。みんな各地からやってくるので仙台駅の待ち合わせのド定番。
「仙台駅二階、ステンドグラス前」
初日は松島観光。までは決まった。
この時点で決めていた予定は待ち合わせ場所と船に乗る、ってことくらい。
松島観光の場合、メインになるのは遊覧船にのり、五大堂や瑞巌寺を回るのがパターン。
でね。松島を回る方に提案なんですが。松島の観光船、松島で乗ると結構混むんです。なのでちょっとした裏技なんですが、仙台駅からJRの仙石線に乗って、「本塩釜」で降りて、塩釜のマリンゲートから松島まで行く「芭蕉コース」にのること、おすすめします。
松島駅まではなかなか本数がない電車ですが、本塩釜駅までなら15分に一本くらいの電車が、あります。そして、観光船も1時間おきに出ています。松島周遊とほとんど変わらない景観なのに全く混まない。おすすめです！
そしてね、この観光船、丸文汽船という会社なんですが、かなりお得なパックがあるんです。
塩釜から松島までの乗船券に、松島の「笹かまぼこ手焼き体験」と「牡蠣の殻焼き一個」がセットになった「良良（いい）っちゃチケット」
一人通常1900円のところ、おまけが付いて1500円です。
笹かまぼこの手焼き体験も焼き牡蠣も数百円かかるので、実質1000円くらいお得です。
しかも、予約はスマホからその日にできます。
私は当日みんなが集合してから予約を入れました。
まあ、こんな感じで初日に回るところは決めていたんですが。二日目にどこを回るか全く決めてなかったんです。
初日に「松島の円通院というお寺で数珠作りしたい！」とか「牡蠣カレーパン食べたい！」とか意見を出して初日の方は決まったんですが……二日目が決まらない。
そもそもね、この「〇〇をしたい！」「◯△を食べたい！」「✕✕を見たい！」っていう意見も姉’sと末っ子がわーわー言ってたんですけど、ここに来て三女の、こゆきぃちゃんが全く意見を出さない。
末っ子が、「こゆきぃちゃんはどこに行きたい？」って聞いても
「うーん、どこでもいいよー。皆についてくー」
これね、旅行に乗り気じゃなくなったわけじゃないの。むしろワクワク過ぎて色々考えられなくなっているみたい。実際、数日前からお菓子を大量に買い込んで段ボールで宿におくっていたからね、三女。
すると頭の回転の早い末っ子
「前さ、こゆきぃちゃん、日本全国のいちご狩りがしたい、って言ってなかった？」とブログに書いてあったことを思い出した。
「そうそう、明日も明後日もいちご狩りに行くよ。いちごならなんぼでも食べられるー」
え？2日連続狩りに行くの？旅行の前の週に?
「そしたらさ、宮城もいちご有名なんだよ。いちご狩りする？」
と末っ子。
「えーーー！まじでーーー！」みたいなテンションでこゆきぃちゃんが急に興奮しだす。
「……、で、でも今週末も2回も行くんだよね？流石にいちご狩りにもあきるんじゃないの？」
姉’sは心配する。
「いちごなら毎日食べられる。何個でも食べられる。飽きない
」
……手配担当の私、早速いちご狩り🍓を予約させていただきました。
この時からおそらく三女こゆきぃちゃんの頭は🍓に支配されていたと思います。
脳内メーカーがあったとしたら
「苺」と「おしゃべり」しかなかったと断言できます。
旅のスケジュール？しらん、みんなについてけばいいじゃん！
くらいに思っていたに違いないんですよ。
なぜわかるかって？
旅行前日に
「そーいえば、飛行機一人で乗るの初めて。空港から仙台駅ってどうやって行けばいいんやろ？」ってラインが、届きましたから。
他のメンバー一瞬固まったあと、大爆笑でした。
そこで昨日のブログに書いたtabioriの出番
ここのメモ欄に、搭乗便に合わせた仙台空港アクセス線の時間を書き込み、更に詳しい道案内の写真を載せ、
「この順路で歩けば絶対に迷わない！」と送りました。
↓こんなの
さて、無事にこゆきぃちゃんは飛行機に乗って仙台に来れるでしょうか？
当然ながら姉’sと末っ子は「駅のホームに出て待ってるからね。始発から乗って終点までだからね！」という過保護シスターズになりました。
そんな過保護シスターズの心を知ってか知らずか、ノーテンキな三女は
「私、これ持ってく〜」と写真を送ってきました。
苺のヘタを取る便利グッズです。
ほらね？苺のことしか考えてないでしょ？
苺のヘタを取ってるうちに爪が痛くなるから必需品だそうで……。
「……爪が痛くなるくらい、ヘタ取るの？……いつも何個くらい食べるの？」
「えー、60個くらい？」
三女……恐ろしい子……。
明日はいよいよ旅のスタートになりそう……多分。
蛇足ですが。
いちご狩りの予約を取ったあとに、泊まる予定のホテルのバイキングで3月いっぱい「いちごフェア」をやることを知りました。
それを聞いた三女がっかりするどころか、「まじか！幸せすぎる！いちご、なんぼでも食べられる」………そ、そうだね。
ホテルのパンフレットより