先日録画して見ました。
坂上さんの動物愛は私も以前から見て来ました。
月曜から金曜の帯番組すら降板してまで、愛護活動に従事されるお姿にはエールを送らせて頂きました。
現在ご自身のご家族も相当なものですが、新たに設立された場所には、ワンちゃん猫ちゃんだけでなく、10名のスタッフさんも雇われており、費用も大変なものだと思われます。
ですが、お住まいもこちらもワンちゃんたちが走れるよう、本当に広くて素敵な場所なのです。
ここに来た子たちは幸せでしょう。
こちらでしばらく人に慣れて生活出来るようになったら、譲渡会に参加をして、どんどん入れ替わる事をお考えだったようですが、現実はそうは行かなかったようです。
譲渡会には10名以上の希望者が現れたようですが、その後、コーディネーターのような人が個別に面談をされた結果、譲渡は0となりました~。。。
皆さん唖然とされていましたよ。
でも、私は驚きませんでした。
理由は、うちの子を迎えた頃、散々投稿しておりましたが、今の愛護団体さんによる譲渡の制限は、現実離れしすぎているように思えてなりません。
今回アンケートを提出された10数名のうち、数名は、後で家に帰ってゆっくり考えた結果、辞退されたそうですが、残りの大半は「住環境が犬猫を迎えるのにふさわしくない」「お留守番が多いご家庭だった」と言うものなのです。
うちが散々探し回って、最後はうんざりして諦めてから何年も経ちますが、一切変わってないんだなーと感心しました。
譲渡会に参加していたのは、まだ小学校位の小さいお子さんがいるご家庭や、もう少し上の年代でした。
高齢者は見当たりませんでした。
大半は、高齢者だと言うだけで門前払いをされます。
まず、ここが一番の問題点だと思います。
まだお子さんが小さいご家庭では、自営業でもない限り、その先での転居や変化が多いのです。
私も会社員生活を長く続けましたが、引っ越すならまだお子さんが学校に上がる前、またお子さんが受験生にもなれば、今度はお父さんが単身赴任と言うパターンが多かったのです。
うちも住宅地ですが、それこそ広大なお庭を持てる人はわずかでしょう。
大抵の犬友さんたちは、普段は道路を歩いて、休日には遠くのドッグランややや広い公園に行かれます。
「近くに広い公園がない」等の理由でバッサリ断るんですから、そりゃ~決まりませんわーね?
うちの事を書けば、最初に電話で問い合わせた時、名前も名乗らない相手から、うちの家族構成、家の築年数、何年何カ月までしつこくその場で思い出せと言われてドン引きしました。そこまで覚えていませんでした。
今回数名は辞退されたそうですが、こういう尋問で怖くなって辞退したかも知れませんわーね?
私も不愉快になり止めました。
その後別の所に電話をしましたが、ある意味先より凄かったのです。
その翌日、法事で帰省する予定があり、戻ってから改めてお話したいとお願いをしておいたのです。
それなのに、明日、早朝に家を出るため、荷物をまとめて大変だと言うのに、その人は夜の11時半位に電話をして来て、私の話を全く無視して自分の都合を話し続けました。
「メールを読みましたか?私は明日早朝に家を出るため準備をしていて忙しいのです。」と言っても無視して話し続けます。
相手が言いたかったのは、これまで虚勢その他でかかった費用を払ってくれるかと言う事、それを承諾すると、また次の費用を押し付けて来ました。これで延々値段を吊り上げる団体なのかと思いましたが、とにかく忙しいのと寝る時間がないからと言って電話を切りました。
すると、翌朝、新幹線の中で電話が延々鳴りました。
通話出来る場所にて出てみると、私が今新幹線だと言っても気にせず、延々お金を出すよう言い続けました。
もう、ブチ切れて断りました。
その後も、深夜に電話をして来て延々喋る人がいて、もう、金輪際止めようと思いました。
当時の私は会社員で、深夜までそんな団体に金を払え払えと言われるのは苦痛で、そんな義務もないと思えたからです。
また、個人情報を顔も名前も知らない得体の知れない相手に全部話すのは気持ち悪いのです。
ホームページなどで全部公開してあり、信頼出来そうな相手ならまだしも、何も分からないような所ばかりでした。
大きい所は遠すぎて、近くで探すと訳がわからん所しかなかったと言うのが問題でした。
結局の所、小規模の個人のブリーダーさんや、町のペットショップにも行きました。
大手になると、それこそ電卓片手に追い回された事もあります。
ですが、個人のお店では、本当に良い店長さんにもお会いしました。
お二方とも、私のように、愛護団体で傷つけられた、家にまで来て文句をつけられたなどと多くの人たちから聞いておられたと知り、呆れました。
どう考えても深夜に電話でまくし立てた相手はお金の話しかしなかったし、目の前にいる店長さんは、ワンちゃんに対する愛情があふれ出ていました。
悩んだ挙句、小規模のブリーダーさんからうちの子を迎えましたが、本当に我が子のように大事にされており、色々教えて頂きました。
町で会うワンちゃんの中には、私が行けなかった遠方の大きな愛護団体から来た大型犬もいますが、私が嫌な思いをしたのはやっぱりちゃんとした団体ではなかったのかな?とも思いました。
広い公園が近くになくても、毎日何時間もお散歩している人も多く、きちんと病院にも連れて行かれます。
また、お年寄りは、野良猫ちゃんの保護をされている人たちが多く、ご自身の年金から避妊手術を受けさせて、手作りのご飯を食べさせている人たちも多いのです。
近所のお婆さんは、猫ちゃんの具合が悪くなり、私がご紹介した獣医さんの所に、毎朝自転車で30分ほどかけて、1カ月以上通ったこともあります。
子供でもお年寄りでも、大事にしてくれる人が一番なんじゃないですか?
令和になってもサザエさんのようなモデル家族を探していたら、ワンちゃんたちも年を取るだけのように思うのは私だけでしょうかね?