大阪で開催中の歌舞伎へ行ってきました。
明治の名優 九代目團十郎と五代目菊五郎を偲ぶ 團菊祭というのは
東京歌舞伎座で定着しているお芝居です。
今、東京の歌舞伎座が改築中ということで
去年から大阪で五月の恒例公演になっているようです。
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観たのは夜の部
菊五郎十八番。弁天娘女男白波
五代目菊五郎が19才で演じた 弁天小僧菊之助は、武家娘に女装する詐欺師の美少年。
河竹黙阿弥がみかけた、女装の男性がモデルだとも言われているそうですね。
弁天小僧はまさに江戸の粋でいなせな伊達男。
正体を見破られて 諸肌脱いで開き直り 肩の彫り物をみせながら
「知らざぁ言って聞かせやしょう」と、七五調で語るくだりは あまりにも有名。
さすがに当代菊五郎も色気があります。
ただ、團十郎にしても菊五郎にしても 円熟はしていても、若い男を演じるにはピークを過ぎているかなぁ。
お肌のたるみとか 仕方ないんですけど。
私としては 菊之助に早く継いで貰いたい!!
芸の極みも良いけれど はち切れんばかりの若さの弁天小僧を観てみたい!!。