氷点 見ました。
俳優さんたちはそれぞれうまいはずなのに、まるでお昼の連続ドラマのような白々しさ
これでもかという主人公の不幸に返って引き込まれ、2夜連続 録画してまで見てしまった
原作は、作家・三浦綾子 が発表したベストセラー。40年以上にわたり何度もテレビドラマ化されています。
- 三浦 綾子
- 氷点
1966年1月、新珠三千代、内藤洋子主演で当時のNET(現テレビ朝日)が連続ドラマ化。
人は、生まれながらにして誰かを憎んでしまう生き物。
一見、善良な人間でも、心には罪深い「憎む心」が眠っている・・。 と作者は考えてる。
『氷点』のテーマは そんな人間の罪深さと許し。クリスチャン作家ならではのお話。
それにしても、その筋書きたるやスゴイ。もうどろどろ
終戦の翌年、妻(飯島直子)の不倫中に愛娘を殺された医師の夫(仲村トオル)が、
妻への復讐のために 娘を殺した男の子を養女・陽子として育てさせる。
で、その子が小学生になった頃、真実を知った妻の継子いじめが始まる・・・もう怖~~~い
憎しみ会う妻と夫。夫を慕う病院の事務員とか、妻に言い寄る医師とか、
けなげにいじめに耐える陽子(子役はちびまる子ちゃんの森迫永依・成長して石原さとみ)も出生の秘密を知って自殺を図り・・・
ここまでやるかというくらい 不幸不信嫉妬悲哀てんこもり
原罪というのはよくわからないけど、憎しみと許し、思いやる心は普遍だと思う。
ただ、荒唐無稽とも言える筋書きが その普遍性を薄くしてる気がしました。
せりふ回しが不自然で、昼メロみたいに思えちゃったのが残念。
『笑点」は氷点のパロディだったって知ってた?