本日もお疲れ様です!
カフェオレです♪
第20話
黄金の烏
逃げた小梅を追い、雪哉と若宮は北領へと向かう。猿と仙人蓋(せんにんがい)をめぐる事件の謎がついに解き明かされられるも、瞬間、若宮の身を凶刃が貫く。主を守れず、己を責める雪哉。厳しく尋問する長束(なつか)にたいし、女は冷酷に笑うのだった。やがて、雪哉は“真(まこと)の金烏”に課された過酷な宿命を知る。垂氷(たるひ)の雪哉が選んだ道は果たしてーー。
小梅は仙人蓋の売人が母・初音だと気づき、初音の元へ乗り込む。雪哉は若宮にその事を話し二人は北陵へ急ぐ。
初音の部屋に男の気配を感じ、別れた亭主と会っていることを男が知っているのか訊ねる。
とぼける初音に栖合に行く前にここへ立ち寄ったこと、ほくろの女が霜原に仙人盖を持ち込んだと畳み掛ける。治平が文を残したのは両親が罪人では小梅がかわいそうだという親心からだった。初音を親じゃないと退けると、自らの辛かった生い立ちを話しながら小梅の首を締め付ける。
若宮と雪哉に助けられた小梅は、自分を疑っていた雪哉ならここまで来るだろうと思っていた。心から信じてくれる存在はもういないと号泣する小梅。
初音の男が仙人蓋の作用で烏に転身し暴れ出す。そちらに気を取られた若宮は初音に刺され倒れてしまう。澄尾が現れ烏を切る…
北家本邸に運ばれ治療を受ける若宮を心配する雪哉。浜木綿が隣に立つと澄尾は自分のせいだと頭を下げる。浜木綿は澄尾を殴りつけ「処罰は済んだ」と告げる。
初音を尋問する長束。枯れ井戸の老猿と取引したのは初音だった。猿は嘘をつかずお金をくれ夢のような生活ができた。猿に感謝している。
「こんな世の中、長くは続かない」と言う初音を長束は理解できずにいた。
雪哉は若宮が刺されたのは自分のせいだと浜木綿に告げる。真の金烏は、全ての八咫烏を慈しむ対象としている。だから殺すことが出来なかった。それが金烏だ…
若宮が目覚めた。安堵の涙を流す浜木綿や雪哉たち。
若宮と雪哉は不知火の見える丘へ向かう。若宮が伏している間、綻びが広がったようだ。
若宮は矢を放ちながら不知火がニンゲンの放つ光だと説く。人間は病みを照らさずにはいられず、山内のそばまで迫っている。すでに辺境の村がいくつも呑み込まれ、消滅していた。猿は再び現れ、いずれ人間も…
真の金烏として若宮は山内の崩壊を食い止める力を持って生まれたと言う。雪哉は自らこの先若宮を守ることが最良の選択だと告げる。
改めて若宮に忠誠を誓う雪哉。
雪哉は勁草院へ向かうと、一柳は頭を抱え絶叫する…
明日も平和で楽しく🕊️
幸せな1日でありますように!