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長野県軽井沢町のスキーバス事故で、国土交通省は２９日、バスを運行していた「イーエスピー」（東京都羽村市）に対し、貸し切りバス事業許可の取り消し処分を出す方針を固めた。
同省による事故後の監査では、運転手に詳細な行程を示す「運行指示書」を適切に作成せず、国に届け出た基準運賃を下回る安値での契約が複数あったことが分かった。点呼記録の虚偽記載などもあり、道路運送法に違反する事例が相次いで確認された。
同省は２９日、同社に追加の立ち入りを実施。道路運送法違反による行政処分は、違反ごとに決まった点数を合算して軽重を決めるが、違反の累積が行政処分としては最も重い許可取り消しに相当したという。
同省は、行政手続法に基づき、２月中にも同社に聴聞の機会を与えて、その内容を踏まえた上で正式に処分する。同社はバス事業から撤退する意向を示していたが、国交省は安全管理体制が極めてずさんだったとして厳しい処分に乗り出すことにした。
昨日の市況は…
ダウは396ドル高の16466ドル
昨日の米経済指標の結果は…
◆GDP（前期比年率） 結果+0.7%（事前予想+0.8%）
◆個人消費（前期比） 結果+2.2%（事前予想+1.8%）
◆GDP価格指数（前期比） 結果+0.8%（事前予想+0.8%）
◆コアPCE（前期比） 結果+1.2%（事前予想+1.2%）
◆ミルウォーキー購買部協会景気指数 結果50.36（事前予想50.00）
◆シカゴ購買部協会景気指数 結果55.6（事前予想45.3）
◆ミシガン大学消費者信頼感指数 結果92.0（事前予想93.0）
とこんな感じでしたね
日銀がサプライズのマイナス金利導入を打ち出してきたことを好感し、アジアや欧州の株式市場が上昇した流れを引き継いだ格好
この日発表の10-12月期の米ＧＤＰは景気減速を示す内容だったけど、逆にＦＲＢは市場に配慮した政策に戻すのではとの期待にも
フェデレーテッド・インベスターズの株式市場チーフストラテジスト、フィル・オーランド氏は『この日の相場が堅調なのは先進国の中央銀行が緩和的なことが一因だ。その他ではシカゴ購買部協会の製造業景況指数が予想外に強かったことがある。これまでのところ、企業業績は予想よりも強い』と指摘
ドル円は121.10-121.12円
ユーロ円は131.10-131.14円
ユーロドルは1.0833-1.0835
NY市場はドル買いが優勢に
日銀が突如マイナス金利を打ち出し、市場には黒田ショックの激震が
今週のＦＯＭＣ声明でも世界経済への警戒感を示すなど、各国中銀が、このところの市場の混乱に配慮した動きを見せてきていることから、リスク回避の雰囲気が後退
このところ、リスク回避一服は為替市場ではドル買いの反応を示すことが多くその流れに？
月末の取引でもあり、ドル買いのフローが大量に出たとの観測も
クレディ・アグリコルのＧ10通貨戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は『日銀は思い切った政策を打ち出し、世界の通貨戦争に再び参加した。ユーロのさらなる上向き調整がユーロの実効為替レートを押し上げるため、ＥＣＢは３月に再び緩和策の拡大を余儀なくされるかもしれない』と指摘
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日銀は金融政策決定会合で、当座預金に0.1％のマイナス金利を適用する追加緩和を決定
年間80兆円の国債買い入れを柱とする従来の資産買い入れを継続しつつ、当座預金を3つに分け、それぞれプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用
マイナス金利導入には、白井さゆり、石田浩二、佐藤健裕、木内登英の4委員が反対
同時に公表した展望リポートで2016年度の物価見通しを従来の前年比プラス1.4％からプラス0.8％に大幅に下方修正
2％の物価目標達成時期を従来の2016年度後半から2017年度前半に先延ばし
原油価格の下落に加え、年初からの国際金融市場の混乱や盛り上がりに欠ける春闘の賃金交渉により、物価目標の2％達成時期が遅れるリスクが高まったことから、さらなる後押しが必要だと判断した結果、マイナス金利導入を決定
日本銀行が導入したマイナス金利は見かけほど大胆な措置ではないけど、黒田総裁が今後さらに思い切った措置に打って出る余地を残したという面も？
日銀当座預金の全てがマイナス金利の対象ではなく、やこしいのは、日銀が複雑な3段階の階層構造を採用し、階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用するとしたこと
事実上、今後も当座預金残高の大半に0.1％の金利を付与する一方、所要準備額残高にはゼロ金利を、超過準備には新たにマイナス金利をそれぞれ課す事に
日銀政策声明の発表後に株価が上下し、再び上昇に転じるという不安定な動きを示したのは、この階層構造の詳細に関するわかりにくさが一因
日銀は声明でスイス国立銀行（中央銀行）が採用している階層構造方式を参考にしたと説明
日本はスイスと同様、市中銀行が中央銀行の口座に預けている資金が巨額で、いずれも中銀による大規模な資産買い入れが原因で、日銀は銀行から国債を購入すると、その代金を当該銀行の日銀当座預金に振り込む事に
大規模な債券買い入れの結果、日銀のバランスシートはGDP比で約75％の水準までに
日銀がマイナス金利の導入を慎重に進めたのは、こうした理由からで、バークレイズ証券のエコノミスト、森田京平氏によると、『日銀当座預金残高は258兆円に上る。これだけの額にいきなりマイナス金利を課せば、銀行にとって大きな痛手となる。日銀は階層構造方式という慎重なアプローチを採用したが、それでも国内の金融株は売り込まれた。29日の東京株式市場では日経平均株価が大幅反発したものの、3大メガバンクがいずれも大幅安となった。』と指摘
重要なのは、日銀が追加緩和の余地を十分に残したということで、債券買い入れの限界を指摘する声が高まっていたこともあり、これは非常に意味が？
日銀は必要な場合はマイナス金利の水準をさらに引き下げる考えを示し、この先、マイナス金利の対象となる当座預金の範囲をいつ拡大してもおかしくなく？
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