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中国の景気減速懸念に端を発した投資家心理の冷え込みが一段と強まり、21日のニューヨーク商品・金融市場は大荒れの展開に
原油や株式は売り込まれ、原油先物相場は約6年半ぶりに1バレル=40ドルを割り、ダウは530ドル安と約4年ぶりのあ下落幅を記録
中国の製造業関連指標が悪化し、中国の景気減速が鮮明になって原油需要が落ち込むとの警戒感が広がった一方、米国産シェールオイルの生産増などによる供給過剰も一因に
石油輸出国機構(OPEC)のサウジアラビアなどもシェア維持を目的に増産、7月のイラン核合意で米欧の対イラン制裁解除が見込まれ、イラン産原油の供給拡大も予想
原油安に歯止めがかからないのは、中国の景気後退などとともに、石油輸出国機構(OPEC)と米シェールオイル勢が熾烈な生産競争を繰り広げ、世界的な供給過剰が続いていることが大きく
市場からは秋に1バレル=30ドル近くまで下がるとの見方が出ているけど、産油国の財政悪化も表面化しており、価格低迷が長期化するかは見通しにくい状況に
ただ原油価格の低迷が続く中、OPECのサウジアラビアが8年ぶりの国債発行を発表
輸出の大半を原油や石油関連が占めるサウジの2015年予算は4年ぶりの財政赤字となっていて、生産競争と原油価格の低迷が世界最大級の原油輸出国の体力をむしばんでいる状況
これに対し、シェールオイルは採掘コストが高く、原油安で採算割れを起こした一部業者が破綻に追い込まれたけど、半年で掘削コストの3割削減に成功したことから、高水準な生産が続いている模様
現在、世界の原油は供給が需要を日量200万バレル上回っており、今後も続くとの見方
景気後退による中国の需要減のほか、核問題での制裁解除にともなうイラン産原油の増産観測も、供給過剰に一段と拍車をかけるとの見方が強く
ただ、サウジのほかイラクでも財政危機が深刻化するなど長期化する原油安は、すでに産油国へ打撃を与え始めている中、シェール業者もすべてが採算がとれているわけではなく、秋以降にも生産調整の動きが出るとの見方も
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