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ギリシャのツィプラス首相は就任後初めてベルリンを公式訪問し、ドイツのメルケル首相と会談
会談後行われた会見では、穏やかな雰囲気がかもし出されたものの、ギリシャが実施すべき改革をめぐり、どの程度の溝を埋められたかは不明
両首脳はこの日の夕食会でも協議を続ける見通し
ツィプラス首相は今回の訪独について、ギリシャが直面している流動性問題の解決ではなく、前進していくための妥協点を見い出すことが目的と強調し、ギリシャとドイツが互いに持つ固定観念を捨て、欧州の将来に向けて尽力していくことを求め、ギリシャは第2次世界大戦中のナチス占領に伴う損害賠償を求めることは検討していないとも強調
【ユーロドル 1時間足】
1.0990-1.1050には売りオーダー
1.0700-1.0800には買いオーダー
ギリシャ支援策協議が崖っぷちに近づく中、ユーロ圏の19加盟国は二つのグループに分かれている状況
ギリシャのツィプラス政権はその債務問題で債権者に再編を求めると表明していたため、1月の成立時には懸念の声が多かったけど、フランスやイタリアの首脳からは一定の理解も示されたうえ、チプラス氏は政権に就いた時点で方針転換するとの見方も多く
明確な方針転換もあまりなく、共感の声もどこかへ…？
バルファキス財務相は、イタリア財政も破綻の恐れがあると発言したことで、同国から共感を得られなくなった可能性が？
欧州の政治家らはその政治的立場に関わらず全般的に、ギリシャが支援を望むなら公共・民間の双方で規則を順守する必要があると指摘
アイルランド、ポルトガル、スペインおよびバルト諸国といったユーロ圏諸国は、自分たちは難しい政治的コストを背負ったものの、最終的にこれが奏功したと認識していて、ギリシャだけこうした困難を避けるべきとする理由が理解できない感じ？
スロバキアやバルト諸国などはギリシャ以上の貧困国であり、最低賃金もより低く
また、どのような形であれ、ギリシャ債務に対する追加的減免策を講じれば、ギリシャを除くユーロ圏加盟国が1950億ユーロの債務を肩代わりすることに
最大の負担はドイツの600億ユーロ超で、フランスとイタリアがこれに続くけど、GDP比で見るとドイツより他国の負担が大きく
政治面でも問題が
ユーロ圏首脳らは域内の規則を守ろうとしないギリシャの急進派政権に大きく譲歩すれば自国の反対勢力が勢いを増し、自分たちの立場が危うくなると危惧
さらにギリシャの新政権メンバーは閣僚経験に乏しいがカリスマ性を発揮することがある一方、ユーロ圏には百戦錬磨のつわものがそろっており、両者の関係は良くない状況
ドイツなどの各国、そしてユーロ圏政府の関係者や政策担当者は緊縮策が戦略として成功しており、昨年のギリシャ経済が6年間のマイナス成長から脱し拡大へ向かう中、ようやく効果を発揮しつつあるとみているけど、彼らが現在心配しているのは、チプラス政権の反緊縮策でこの成功が脅かされる事
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