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おはようございます
次期総選挙の争点となっているアベノミクスだが、その恩恵は一部の大企業のみに留まり、中小企業の経営は依然として厳しい実態が浮き彫りに
東京商工リサーチの調査によれば、円安によって仕入れ価格の上昇などのマイナス影響を受ける企業が半数を占めていて、価格転嫁できていない企業が多く
また円安に対する対策では、特に対策を講じていないとの回答が多く、危機感を募らせながらも、急激な円安の進行に対して為す術がない、厳しい実態が浮き彫りに
円安による影響があると回答したのは、3721社（構成比76.0％）と約8割にのぼり、このうち、マイナスの影響との回答が2372社（同48.4％）と全体の約半数を占めた模様
これに対し、プラスの影響との回答は239社（同4.9％）にとどまり、円安の進行が企業経営にとって悪影響に
円安によって受けた影響のうち、主なものは仕入価格の上昇で2483社（構成比66.7％）と最多、次いで燃料価格の上昇の710社（同19.1％）
円安に対して期待する政策では、特になしや期待しない・出来ないなどの回答が593社と最も多く、中小企業対策を期待する回答の中では、大企業ばかりが潤っている、大手優先の政策を改めてほしいとの回答が目立っている状況
政府は10月に経済関連団体に対し、原材料など仕入れ価格が上がったコスト増加分の適正な価格転嫁を受け入れるよう要請している一方で、アンケートからは、中小企業中心に価格転嫁が進まず、急激な円安の進行に苦慮する実態が明らかに
アベノミクスによる円安が、材料を輸入、加工して国内で販売する中小企業にとって深刻な影響
中小企業の間でも海外から投資を呼び込んだなど、アベノミクスによる規制緩和や投資環境整備について一定の評価はあるけど、それ以上に円安が経営に影響を与えている格好
帝国データバンクによると、10月の円安に関連した倒産件数は39件と2013年1月以降で最多を記録
今年の累計は259件と前年同期比2.8倍となり、政府は補正予算で円安対策を強化する方針だけど、選挙戦でも各党の対策が争点に
急激な円安の影響で国内産業が悲鳴
75％を輸入に頼っている大豆産業では円安倒産が相次ぎ、現在進行形で悲惨な状態に
全国豆腐連合会・斉藤靖弘代表理事は『円安で非常に大豆が上がっている格好で、値上げできない状態で業者が倒産したり悲劇的な状況が続いている』とコメント
国内の大豆は75％を輸入に頼っているため、豆腐、納豆などの関連業界は円安によるコストの増加などに苦しんでいる状況
この1ヶ月だけで10円も円安が進んでいることから、影響は他の分野にも拡大
森永乳業はアイスクリームの主力商品を、2015年3月1日出荷分から8.3％-30％ほど値上げすると発表、これは10-40円に相当する値上げ幅で、ピノやパルムなどの人気商品が値上げ対象に
持ち帰り弁当店ほっともっとも円安の影響で12月1日から全商品を10円値上げする方針
このまま円安が続けば更なる値上げラッシュが続く可能性が高く、値上げが続くことで日本全体の景気も悪くなる事にも？
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