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こんばんわ
豪州の第2四半期ＧＤＰは3年ぶりのマイナス成長となる恐れが
天候要因と政府が2014-2015年度予算案の厳しさを訴えてきたことが響き、消費が落ち込んだことが主な理由
アボット政権は国民に対して予算案に長期的な歳出削減と増税を盛り込んだことを納得してもらおうと、債務に絡む緊急事態を解決するために痛みを負担しなければならないと警告を続けたことから、消費者心理が打撃を受け、消費減少をもたらしたけど…
オーストラリア統計局によると、第2四半期の実質小売売上高は0.2％減と実質ベースのマイナスは過去4年で2度目とまれな事態
7月の失業率が12年ぶりの高水準である6.4％に上がったのは、小売りセクターの不振が原因になった可能性も
豪州は1991年以降、マイナス成長が2四半期続く景気後退には陥っていないけど…
今年第2四半期も天候が成長の足を引っ張ったけど、今度の現象は南半球の秋から冬にかけて気温が異例に高くなったことで、衣料品販売を直撃
小売各店は在庫処分のため値下げを余儀なくされ、百貨店最大手マイヤーは婦人服で最大60％、紳士服で50％も値引き
第2四半期がマイナス成長となれば、ＲＢＡがこれまで1年間過去最低の2.5％に据え置いてきた政策金利をさらに下げるとの観測が再燃する可能性
豪州ポートヘドランドと、隣接するカラサは、10年間にわたる鉱業ブームの最中に急成長
中国の鉄鋼需要を満たすために必要な鉄鉱石鉱山や鉄道、港を開発・建設するために、大勢の労働者が押し寄せたけど…
西オーストラリアのピルバラ・シティーズ計画は2010年、鉄鉱石ブームと沖合の天然ガス発見で沸いた好景気のピーク時に打ち出され、人口が各1万5000人程度のほこりっぽい鉱山都市を、家族を引きつける生活圏に変えるために、新しい病院や道路、住宅に数十億ドルの資金がつぎ込まれたけど…
現在では鉱業関連の建設の落ち込みと最近の鉄鉱石価格の下落が旗艦プロジェクトの将来を脅かすとの不安が
電力や輸送、水道の料金が高いことから、企業は拠点を構えないし…
西オーストラリアにあるカーティン大学の研究員、ジェマ・グリーン氏は『歴史は、この典型的な採掘・成長段階の次に来るのが、多様だが相互に関連した複数産業への進化か、ゴーストタウンと雑草への衰退のどちらかであることを示している。西オーストラリア州には少なくとも87のゴーストタウンがある。その大半が元鉱山都市だ。ポートヘドランドとカラサが同じような運命をたどらないようにするためには、地域は鉄鉱石と天然ガス以外に多角化し、観光や農業といった産業を受け入れなければならない』と指摘
ピルバラ・シティーズ計画の公共投資と鉱業大手による民間投資が影響を及ぼし始めているようで、競技場が1つ建設され、画廊が1つオープン、医師を町に呼び込むためにポートヘドランドに高級住宅が建設
ただ地元の住民は、冷え込む景気に懸念
カラサでは賃料が半分に落ち込み、カラサとポートヘドランドの双方で記録的な数の不動産が売りに出されていたり、一部の新興住宅地は空室のまま
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