新海誠ワールド炸裂。
最早、何をどうしようとオールオッケーな設定。
原案として考えていく作業楽しいだろうなぁ。プロデューサーが川村元気も頷ける。
映画は設定がすべて。そう再認識させられた。

誰も予想しない世界観。


日本古来の思想も入り混じり、現代の東京の街を彩っていく。


結局主人公が何で家出したのか、そこにフォーカスが当たらず疑問が残ったけど、ハッピーエンドってことで。
前作に引き続きPVのような音楽とのコラボも、アガる。

本当にちょい役だったけど、神木くんが出てきた時すぐわかった。すこぶるうまい。
もっとミステリアスな作品なのかと思った。
「誰が殺したのか?」「何のために殺したのか?」的なキャッチコピーだったはずだったから。

そしたら、全然。
慎吾ちゃんの演技を魅せつけられた、彼の代表作とも言える作品だった。
役作りから踏まえたら、この役どころは身体と共に心からボロボロになっただろうなぁ。
博打とお酒に明け暮れるダメ男だけど、恋人の死でそれに拍車がかかる。
負のスパイラルってこういうこと言うんだろうなぁと、気の毒きなるくらいどん底。

でも、最終的には周囲の人たちに救われる。それは本人が本来が悪人ではないからなんだろうね。

リリーフランキーの演技。
怖いわ、あの人。
実際、動機はあんまり関係ない感じで描かれてたな。そこだけ疑問。

今の“二人目妊娠中の一児の母”っていうステイタスの私にとっちゃあ、まぁ泣けるわな。
「愛してるよー!!」って言わないからね、普段。

篠原涼子の素朴さにも好感持てたし、双葉役の芳根京子もなかなか良かった。反抗期の娘って単純な演技かもしれないけど、それが普通の女子高生っぽくていい。

展開はとてもありきたり。
中盤、端折っていきなり高3になっちゃうし。やっぱり最後は病気になるし。お涙頂戴の卒業式のお弁当の展開と、ラスト。

だけど、とどめはお母さんの「愛してるよーーーー!!」だな。
ずーーーっと愛おしくて愛おしくてたまらないけど、生意気でムカつく娘は、一周回ってやっぱり‘愛してる’んだよね。
そんなこと近くにいたら言わないのかもしれないけど、上京する船と島からの間だったら言えちゃうのかも。

ブログからの実話か。
うん、良しとしよう。

苗好とあきと。

意外な展開とは聞いていたけど、本当に意外だった。
以前までのシリーズに比べるとだいぶ複雑さが増したというか、心情の部分での展開が多かった気がする。

3も「おもちゃって何が幸せ?」みたいなものが根底にあったけど、今回はさらにそれを掘り下げて、「おもちゃの定め。おもちゃの信念とは?」という問いに答えていくようなもの。

ウッディーだけが外れていたわけではないと思うけど、最終的にウッディーが旅立ってしまった結果。
ちょっぴり切ない結末かな。

ボーは相変わらず(いや、一段と増して)逞しい心の持ち主。美人で強いなんて最高のヒロイン。

おもちゃの冒険物語としては、楽しめる展開だけど、おもちゃの定め感が少々重たい感じがしたのは否めないかなぁ。

まぁ娯楽映画で面白ければいいのかなぁとも思うけど。
押し付けがましくない大感動作、とでも言おうか。
ススっと溶け入ってきて、強大な余韻を残す。

まったく内容を知らずに観て、その事件自体衝撃を受けたけど、自然に流れていくその後の展開とアマンダの感受性に涙。

ウィンブルドンでの’Elvis left the building’ だって、なんでこんなに泣かされるのー?ってほど鷲掴み。
巧みなさりげない演出。

マジで素晴らしい一本。


真っ直ぐなタイトルが好印象。
さらには桃李くんときた。
観ますよ勿論。

蓋を開ければ、久々超社会派のサスペンス。
映像美も納得の大人のドラマ。

内閣府と記者。
それぞれの立場の主張、家族、新しい命、失くした命、そして仕事とは。
激しい言い争いとか、叫ぶシーンとかそんなお粗末なものではなく、静かに水面下で動く心情の変化が素晴らしかった。

ラストシーン、訴えかけてきたなぁ。
どうなったんだろう。
待ってました。

アイアンマン亡きあと、どう展開していくかと思ったけど、繋げてくるねー!
マーベル、終焉したと思わせたフェーズ3だったけど、再びほじくり返してきたな!!

ジェイク・ギレンホールの演技たるや。大作に出ても、やっぱりナイトクローラー笑。薄気味悪い裏に何かを抱えた悪役をやらせたら、右に出る者いない。
彼をキャスティングした理由がすごく頷ける。
現代的なバーチャル技術を駆使する敵だから、原作とは少し描かれ方が違うのかな?

ピーターとMJの驚くほどの急接近はアメコミらしくてまぁ許せるかな。
高校生っぽくて、それがまた荒々しくてちょうど良い。ぎこちないキスシーンも可愛かった笑。

勿論エンドロールまで立たずに観たけど、次が楽しみすぎる展開。タロス?何してるの、ニック・フューリー?!
サンダンス好みな演出とテーマ。
新しい。
現代の日本らしい(と言ったら語弊があるかも)、映像演出、テーマ、いい意味での気怠さ。
何がきっかけで作ろうと思いついたのだろう。単純にその経緯が知りたい。

10代前半で親(しかも両親)が亡くなった4人組がバンド組むって、そうそう思いつくテーマじゃない。
だけど、ゲームだったり、SNSだったり、何も無い夢やら希望だったり、誹謗中傷だったり、取り巻く問題は現代の象徴。

主張するテーマが演出技術で光っているけど、根底はとても素直な「子どもも色々あるんだよ。」っていうことなのかも。
熱量の行き場がよくわからなかった。。

事前知識で原作ありきとは承知だったけど、音楽の使い方しかり、登場人物の演出しかり、なんだかどんなメッセージの作品なのかが伝わってこなかった。
友情を軸にしているんだろうけど、中途半端な印象。
差し迫る迫力は感じられたけど、危機感というかスピード感が微妙と言おうか?

むふふな作品。
いずみに薦められて。

まぁそんな感じだよね。モンスター映画。
確かにゴジラ愛を強く感じる仕上がり。ラストシーンなんかは最早、神様扱い。誰もがひれ伏す怪獣の王。

一番良かったのは、音楽。
ゴジラのテーマは勿論、モスラのテーマも使いどころバッチリ。
チャン・ツィーが「モスラ〜や♪」って歌うかなぁと思ってたけど、それはなかったなぁ笑。
キングギドラやモスラがリアルタイムの我々は、懐かしいと同時に、もう一回復活させてくれてありがとうな気持ちにさせてもらった。