こういうのを待っていた!
タイカ・ワイティティやるなー。本当才能あるんだね。
観終わってから、こういう気分で前向きになれる(口角上がる)作品は久しぶり。
この先も「この映画面白いよ!」って胸を張って紹介できるわ、こりゃ。
スカーレット・ヨハンソン!!!!
凄まじい。人柄が滲みてるのかも。本当に上手い。何やってもこんなにハマる女優、滅多にいないわ。
サム・ロックウェルは定番の役どころ。器用だから、あっさりやってのけてるけど、ジョジョの家に入ってきた時のくだりのエピソードと、彼のラストシーンにエピソード、いずれの憎いほどの優しさも、サム・ロックウェルならでは。
タイカ・ワイティティは、おかしすぎ。最後ヒトラーを一蹴したときは、コメディーとメッセージ性のあるドラマとの中立で実に気持ちがいい演出。
靴、靴紐、家に窓の目のような描写、ダンス、衣装の色彩、音楽のチョイス。
全てがフィットしてとにかく小気味いい。
ジョジョのハプニングで起きたアグリーな顔の傷だって、メッセージ性は十分だけど、そこに戦争やら少年の淡い恋やら母親のあったかい愛やらおかしな笑える演出やら飛び出してきたら、これはタイカ・ワイティティ監督らしいのかも。
ジョジョ役の少年も、エルサ役の女の子もとても良かった。
終わってから見回したら、いかにも映画好きが多くて、西新井アリオなのにシャンテみたいな客層だった笑。
映画の質が物語るね。
アカデミー期待。