幸せのありか | 町の本屋さん

幸せのありか

「何か作ろうか?」
と私が言うと、哲生はくびを横に振った。
「食べる気分じゃない。」
「そんなに落ち込まないでよ。1ヶ月でしょ。あっと言う間だよ。」
「そうなんだけどさ。俺、女々しいかな?」
「そんなことないよ。でも、仕事だとしょうがないよ。」
「うん、わかってる。」哲生があんまり暗いので空気を一変しようと
「一緒に飲もう!」
と私は言った。
「そうだな。飲もう!」私たちは無理やり明るく務めた。