幸せのありか | 町の本屋さん

幸せのありか

お互いの傷の痛みがわかるから、黙ってても引き寄せられるのだと思う。
ずっとその人のことを想っていることができるなら…。
でも、私達は前に進まなくてはいけない。
前に進むには、多くのものを抱えすぎてる。
私達は無言だった。
何も言わなくても自然だった。
もの足りないくらい静かなのが自然だった。
テレビではどこかでまた殺人があったとか、芸能人が交際とか、はたまた破局とか、うるさく言っている。
関係ない。
芸能人も辛い仕事だ。
彼らも私と同じ様に傷ついているはずなのに。
傷をえぐられ、それでも笑っていないといけないなんて。
それを私らは面白おかしく解釈して噂する。
そんなことくらいしかできない私らはそれだけ暇なのだ。
所詮はテレビの中の夢の話。
現実だなんて思っちゃいない。