幸せのありか | 町の本屋さん

幸せのありか

母親のでしゃばりはすごい。
とにかく私に結婚させたくて必死だ。
相手なんて誰でもいいのだ。ぐんと年の離れたおじさんでも。
そんな知らない年上の男と結婚して、その向こうには何があるというのか。
私が夢見る幸せな家庭があるというのか。
身内は私以上に焦っている。
子供を産むことを考えたらもう早くはない。
実際に妹は結婚して二児の母だ。
そして妹が子供を産むたびに母親は心の傷に触れてくる。
結婚なんて簡単にできると思っていた。
人生を連れ添う二人が出会えるのは奇跡的なことなんだと今はそう思う。