幸せのありか | 町の本屋さん

幸せのありか

今日は拓実と一緒に夕食を食べる約束をした。
チャラチャラした年下の男は金がかかる。
お洒落な所で食べたいが、どうせ全部私持ちだから、自宅で料理をする。いつものことだ。彼も安くあげたい時に私にくるのだから。
それでも私の作った料理はおいしいと言って残さず食べるから、その辺はたまらなくかわいい。
拓実は唐揚げが好きだ。唐揚げにビールがあれば彼にはごちそうのようだ。今日も彼の好きな唐揚げを作る。サラダに枝豆にビール、最後にラーメンがあれば後は何もいらない。
私の作った唐揚げをおいしそうにほおばる拓実の顔が見たくて、年甲斐もなくウキウキしている。馬鹿じゃないの
心の中で呟いても私の笑顔が消えなかった。
彼の童顔の顔や筋肉質の腕やうっすら香水の匂いがする胸の中に私は早く会いたかった。