幸せのありか | 町の本屋さん

幸せのありか

ほろ酔いでそのまま寝たらまだ気分がいい。
まずいビールを無理矢理飲み干す。
いらつく苦さだ。
それでも、もったいないから、残さず飲んだ。
頭がズンと重くなる。
そのくせ、体はふわぁっと浮いてくるようだ。
私はそのまま吸い込まれるようにベッドの上で横になった。
テレビの笑い声や話し声が、誰もいない部屋をにぎやかにする。これで私の淋しさもかなり紛れるのだ。
他人の話し声がこんなにも私を落ち着かせるなんて、つくづく孤独なんだと思う。