山。ひたすら山。そして山。



標高1076mにある熊野三社の奥宮玉置神社は相当の意思がないと辿り着けないような場所。
参拝中なぜか頭頂部を何かに掴まれてるような妙な感覚があった。八咫烏の話をすれば烏が返事をした。山を歩けば蝶が羽を広げた。



さすがは熊野の奥宮。
3年前に行った熊野三社を漸く納めた。
古社の裏に聳える樹齢3000年の杉の巨木郡には圧巻。根回りは10mを越える。
とてもじゃないけれどフレームに収まりきらない。







いま尚生き続ける古代の生き物が目の前に現れる。
時間の流れとは生き物それぞれだ。


(翌日には橿原神宮へ伺った)



7月7日に天ノ川沿いをただひたすらと走り続け、玉置神社を後に天河弁財天へ。
ここは、玉置山、高野山、吉野という紀伊半島の三大霊山を結ぶ丁度中心点に位置する日本を代表する弁財天のひとつ。







それまで晴れていた空が、天河弁財天に近づくにつれぽつぽつと水が落ちてきて、社に着く頃にはサラサラと本降り。
いかにも水の神らしい禊の雨だった。
つづく

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