面白い記事。
私の地元には「化女沼(けじょぬま)」という沼があり、旧暦の七夕の深夜0時になると水面に桶に入った若い娘が機織りをしている霊が浮かび出て機織りの「コトン、コトン」という音が聞こえてくるという伝説がある。

ちなみに、隣の化女沼レジャーランドは長らく廃墟となっており、地元では言わずと知れた心霊スポットになっている。
化女沼に話を戻して、この現象は、五穀豊穣を祈願するための日本の龍神信仰で、ある地域で毎年旧暦の七夕に、龍神への貢物(嫁入り)として処女の少女を生贄にしていたことからのことと推測する。

宮城県は七夕まつりが有名で、今でも旧暦の七夕でお祭りを行なっているのだが、七夕とは、龍神の結婚式の日ということになる。

その他にも、宮城は稲荷を独特の祀り方をしたり、田尻町の加護坊山には今も狐がいてここにも狐の嫁入行列の言い伝えがある。

ちなみに、私のサロンがある北区王子には、歌川広重の浮世絵の舞台がそのまま在り、妖怪伝に残る狐の行列を数百人と狐の仮装をして毎年大晦日に練り歩いている。(現在はコロナで行っていない)