やって来ました、静岡県熱海市にある来宮駅。
来宮駅は熱海駅の一つ先なのでJR東海管轄と思いきや、伊東線の駅なのでJR東日本の管轄。
駅から熱海方面に徒歩5分。このトンネルの先に神社が有ります。
来宮神社に到着です。
鳥居
【住所】静岡県熱海市西山町43-1
【御祭神】日本武尊(やまとたけるのみこと)
五十猛命(いたけるのみこと)
大己貴命(おおなもちのみこと)
【御利益】五穀豊穣 健康長寿 商売繁盛
家内安全 諸願成就他
【摂末社】来宮稲荷社
来宮辨財天
三峰神社
小童社(末社)
秋葉社(末社)
神武天皇社(末社)
八坂神社(末社)
雷電社(末社)
床浦社(末社)
柿本社(末社)
御祭神縁起
由縁
來宮大明神
古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。
奈良・平安期の征夷大将軍坂上田村麻呂公は戦の勝利を祈願し、熱海来宮神社の御分霊を東北地方を始め、各地を統制して行ったと伝えられます。
おおよそ、今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした(来宮神社公式HPより抜粋)
案内板
案内板によると境内に楠木は御神木の「大楠」と
「第二大楠」の2本のみ。
五十猛命のお告げでは7本有るはずですが、後の5本はどうなったのか?それは後ほど。
手水舎
左から
柿本社
床浦社
雷電社
八坂神社
神武天皇社
秋葉社
小童社
稲荷社
三峰神社
拝殿
全体的にとても綺麗な神社です。
バブル期は観光が衰退していて廃れた感じがあった熱海ですが、ここ近年の若者人気で盛り上がったのを機にカフェの併設やフォトスタンドを設置するなど、インスタ映えを意識したリニューアルを実施。
結果、御朱印集めブームも相まって参拝客が4倍に増えたそうです。
参集殿
ご祈祷の申し込みや、御朱印、お守りはこちらで授けられます。
参集殿にあるお神輿
参集殿併設の茶寮「報鼓」で一休みします。
小さなお餅が入った「麦こがししるこ」を頂きました。
「こがし」とは大麦を煎って粉にしたもので、
スサノオノミコトの息子のイタケルノミコトが好んだ供え物だそう。通常のおしるこよりは甘さ控えめ。
茶寮横の階段を上がると拝殿を見下ろせます。
反対側を見れば神社が東海道新幹線と東海道本線脇にあるので、新幹線や貨物列車がひっきりなしに往来する姿が間近で見られます。
来宮辨財天
楠への小路
この小路を抜けた先に天然記念物の大楠が有ります。
御神木の大楠
樹高20m、幹回り24m。
木造デッキで大楠を回ると寿命が一年延びると言われています。
説明板
樹齢はおおよそ2000年。生命の力強さを感じるとても立派な御神木です。
境内に楠木が2本しか無い理由は、安政年間に起こった漁業権を巡る争いが起こった際に訴訟費用を捻出するために5本の楠木を伐採。
この木も伐採されそうになったが、白髪の老人が現れて遮り、漁夫の手にしていた大鋸が真っ二つに折れた後に老人は消え去った。
それ以降この木を御神木として祀られているそう。
来宮神社を後にして来宮駅の先にある熱海梅園へ行って見ました。
早咲きの梅は終わっていて遅咲きの梅が咲き始めていました。
花の数は少なめでしたが木々の間を飛び回る沢山の可愛いメジロに癒されました。
御朱印(初穂料500円)