少し前に、YouTubeの視聴者から、

コメント欄に質問がありました。

 

真理さんにとって秋といえば

どんな曲ですか。

 

秋に聴く曲、、、。

 

すぐに思い浮かびませんでした。

 

返信に、

”私はあまり音楽を聴かないので”

と書いたら、

”私は真理さんは音楽を満遍なく

聞いている人だと思っていました”

と書かれていて、

あまり短絡的に物事をとらないで

欲しいなと思いました。

 

音楽をずっと聴いてこなかったのではなく、

今あまり音楽を聴く

という事に浸っていないという

意味でした。

 

それはそうでしょう。

私は沢山の音楽を聴き、

影響を受けながら

音楽家になりました。

 

ラジオで何本もの音楽番組のホストを

長年していた人間です。

 

さて、本題に戻りますが、

その視聴者さんの質問には、

ユーミンさんの答えはこうでした、

と例えが書いてありました。

 

ユーミンはこう言ったけどあなたは?

という事でした。

 

確かレディオ・ヘッドの曲だったかな。

 

 

 

秋、秋、秋。

秋の曲。

 

頭に浮かんで来た唯一の曲は

”瞳はエンジェル”でした。

 

自分の曲で申し訳ないと謝りながら

そう答えました。

 

多分相手にとっては

満足な答えでなかったと思います。

 

 

 

その時のやりとりが

心に、まるで

魚の骨のようにずっと

引っかかっていて、、、、

 

秋の曲、秋の曲、、、、

 

私は音楽を季節に分けて聴かないんだなと。

 

例えば、通りを歩いていて、

ふと風の匂いがしたとき、

過去に聞いた音楽を思い出し

切なくなったりはするかもしれないけど、

夏はこれ、春はこれ、

というような音楽の聴き方は

して来ませんでした。

 

ただ、その時聴きたい曲を聴いて来ました。

 

その時、何らかのきっかけで

知った、再会した音楽や音楽家を

聴いて来ました。

 

それは近年の10CCについてもそう。

A-haもそうです。

 

で昨日、

ホイットニーの音楽を聴いていて、

私も自分のコンサートで

カバーした事のある、彼女の

Run to Youを聴き、

これは音楽史上、最も美しい

曲の一つであると実感し、

今の季節にマッチしているとも

感じました。

 

ですから、今その質問が来たら

きっと私は、

Run to You by Whitney Houston

と答えていたでしょう。

 

ザ・ボディガードは

素晴らしく切ない映画です。

ケビン・コスナーとホイットニーの

ケミストリーがラブリーで

毎日でも、涙ほろりしながら

観ていられます。

 

I miss you, Whitney.

I hope you are at peace with your baby in heaven.

We love you.

 

真理