私はここ数場所の照ノ富士関の

迷いのない前進、復活を尊敬する。

 

しかし、一昨日の取り組みで

朝乃山関に勝利した時、

すでに朝乃山が土俵から出ているのを

わかっているのに、

もうひと押しして土俵から落とした。

 

(まだまだお前なんかに負けないんだよ)

 

という、若き大関へのメッセージ

だったかもしれないが、

そういう事は、同じくモンゴル出身の

白鵬もよくやっていた。

 

怪我をしやすい本当に危険な

スポーツである相撲。

 

朝乃山もまだ足の怪我は完治していない。

 

私はそれを見て、照ノ富士関を

あまり好きではなくなってしまいました。

 

 

相撲を見ていると、

関取一人一人の人情のようなものが

よく表れるものです。

 

多くのお相撲さんが、

相手が土俵から落ちないように、

押し出した後

相手を支えるような仕草をします。

 

そういう心遣いが出来るお相撲さんは、

相撲の危険さや怪我をした時の

苦労を知っている人だと思う。

 

 

大怪我、序二段から復活した

照ノ富士さんを讃える気持ちはありますが、

あのひと押しはいらなかった。

 

ところで、、、

髙安関には少々がっかりした。

単独で先頭を走っていたのに、

優勝を意識した途端に気弱になってしまった。

突然足がすくんでしまった感じです。

 

怪我を治し調子は取り戻したけど、

そういうところは以前と変わらない。

ファン泣かせな人なのです。

 

次の場所は関脇に上がるのかもしれないけど、

私はもう少し小結のままでいいと思う。

 

自分を完全に信じきるのは難しいけど、

皆その努力をしながら土俵に立っている。

照ノ富士さんは

それを1日1日ずっと続けて復活しました。

その精神力は尊敬いたします。

 

若隆景は、まるで浮世絵から出てきたような

雰囲気の、良いお相撲さんだなぁ。

 

私は来場所も、朝乃山関を応援します。

 

皆さん、お疲れさまでした。

真理