今回、私とピアノについての連載コラムを

書き始めようとした一つの理由として、

もしかしたら実家には案内が

来ていたかもしれないのですが、

自分が教えていただいた

ピアニストの先生のお二人が

昨年亡くなられていた事を知ったからです。

 

杉谷昭子(しょうこ)、先生とは、

クラシックピアノ雑誌で対談させていただき、

私が日本に残り、

ポップスの道へ行くきっかけになった

出来事についても、二人で一緒に

振り返り語らせていただいたこともあります。

(あの雑誌、実家のどこかに

保存されているといいな)

 

そしてもうお一人は、宮沢明子(めいこ)先生。

 

美しく素晴らしいピアニストで、

特にバルトークを弾かせたら

彼女の右に出るピアニストはいないと

感じていました。

 

私は明子先生の門下生ではなかったのですが、

先生のお宅に出向き

レッスンを受けさせていただきました。

 

明子先生も昨年亡くなられていました。

 

涙がほろっとこぼれましたね。

そして日本のアマゾンへ行き、

明子先生のリサイタルの音を聴いたところ、

とても素晴らしい演奏ですが、

あの明子先生でも、ミスタッチが

ある事に気付きました。

 

それで思ったのです。

 

私は高校生の頃、

きっと自分に厳しすぎて

自分をマックスには信じて

あげられていなかったのでは、と。

 

これからはピアノ弾きの私に、

もっと焦点を当ててあげたいと

思っています。

 

コツコツ頑張ります。

 

続く。

 

真理