アマラは幸せだったかな?
そればかりが気になります。
きっと一緒に仕事をしてきたハンドラーさんに引き取られるのが、アマラの希望だったのだろうと思うと…ハンドラーさんの代わりにはなれないけれど、できる限りアマラの喜ぶことはしたいと、この6年間を過ごしてきました。
アマラを快適に…と思い、エアコンを買い替えました。
後ろ脚が弱くなり、歩きやすいように廊下へ絨毯を敷きました。
脚が不自由になっても散歩へ出かけたいだろうとドックカートも買いました。
アマラが乗りやすいように、車もセダンからワゴン車に乗り換えました。
1週間入院をし、退院が近づいた時に一緒に帰りたそうな素振りを見て
物を与えるのではなく…アマラが望んでいるものは〝私と一緒にいること〟なのだと気付いてから、出来る限り一緒に過ごすようにしました。
友人との食事会の帰りがどれだけ遅くても、いつも玄関で待っていてくれたアマラ。
料理をしていれば、快適なリビングではなくキッチンで待っていたアマラ。
私がマラソンで遠征へ出掛けると、すぐお腹をこわし…仕事で長時間留守にしている時は、夫や娘がいても、ずっと寝ていて、娘は「アマラはママしか見ていない」とヤキモチを妬いていました。
そんなアマラの、疑う余地のない誠実さから〝本物の愛情〟を知りました。
アマラが愛情を教えてくれたから、私も心にゆとりが持てるようになったのかも知れません。
アマラの存在が私たち家族の絆を深めてくれました。
アマラには感謝の言葉しかありません。
我が家に来てくれてありがとう。
生まれ変わっても、また私たちの元に来てくれることを強く望みます。
昨晩、娘の夢にアマラが現れ「ありがとう」と言ったそうです。
その言葉を聞き…アマラは我が家に来て幸せだったのかな。と思えました。