子供の頃から読書が好きで、時間があれば読んでいる。それこそ若い頃は飲んで帰ってきても寝る前に1ページでも何か読まないと眠れないので、枕元には常に本があった。

本は絶対に‘’紙派!‘’

紙の質感が好きだし、紙だと読みごたえを感じる、読み終えると達成感もある。


20代前半は片岡義男さんワールドにどっぷり浸かり その勢いでバイクに乗りたくて中型免許を取った。主人公同様に颯爽と走るライダーになるはずだったが、運転にセンスが無さすぎてすぐに挫折した(T . T)


普段はエッセイを読む事が多いが、この前は久しぶりに小説を読んだ。様々な場面での人との別れの短編集で 読んだ方達の感想は ‘’号泣でした。ずっと涙が止まらない。‘’というものがとても多かった。 私も一気に読んだ。良い作品だと思ったし、読んでる最中は情景を想像して切なかったり、悲しみを感情移入する場面もあったけど、なぜか最後まで涙は出てこなかった。


どうして泣けなかったのか?と考えてみた。多分‥それは実際に経験をしてきた事が増えてたから。

人はそれぞれ悲しみや辛さの度合いは違うので比べられないが、私もこれまでにつらい別れの経験もあり、苦しい思い、悲しい思いもしてきた。

その結果、どんな事も有り得るし予想外の事が起きるてしまうのも知っている。

歳と共に気持ちが強くなった訳でもないし、心がドライになったわけでもなく、

経験してその感情がわかるようになったので、想像して‘’泣く‘’というより、悲しいけど有り得る事だよね‥という気持ちの方が強くて 涙は出なかったのかもしれない


私の周りの友人達をみても、この歳まで《大変な事は何にもなかったよ!》なんて人はもちろん1人もいなくて、皆それぞれが大変な事に遭遇し、涙し、悩んで、また立ち直りを繰り返して歳を重ねてきたと思う。 

人には他人に言えない事の方が多いに決まってる。でも、たまに会う時は笑顔で会っている。くだらない話でみんなで大笑いする。そして元気をもらいあう。


人は皆‘’小説‘’のような自分の人生を現実に歩いてきている。それってすごい!


次は何を読もうかな。。

私の年代に悲しい物語はちょっとキツい

そうだ‥旅のエッセイで、一緒に旅行気分にさせてもらうことにしよう。