- 著者: 山登 義明, 大古 滋久
- タイトル: もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い
あらきさんのススメで読んでみた。
津田投手。
広島のピッチャーで、なんかの病気で亡くなった方。
くらいの知識しかなかった。
気持ちの優しさ、気の弱さから、常に自分を「弱気は最大の敵」と戒めながら、プロ野球選手として、夫として、父親として、そして人間として、32年の短い生涯を駆け抜けた男。
マウンドで、家庭で、病院で、時には妻に弱音を吐きながら、病魔に打ち克つと心に決め、戦う日々。
こんなに人は強くいられるのだろうか。
弱いからこそ強くあらねばならないと自分を鼓舞するのだろうか。
生きるとは。
戦いとは。
家族とは。
父として、最後に、3歳の息子に見せた全力投球。
父亡きあと、プロ野球の始球式。
息子・大毅が、父が現役時代に立った同じマウンドから、キャッチャーめがけて思い切り投げ込んだストレートは、ストライクだった。
涙でぐしゃぐしゃになりながら読んだ。
津田さん。
あんたが愛したプロ野球は、今でも、人に夢を与え続けているよ。