- 著者: 高野 和明
- タイトル: 13階段
久しぶりに興奮するミステリーを読んだ。
以前から気になってはいたのだが、手が出ずじまいだった。
酒の席でからまれた相手を突き飛ばし、殺してしまった青年。仮釈放中の彼に、ある刑務官が相談を持ちかける。「ある死刑囚の冤罪を晴らしてみないか」と。報酬は1000万円。
その日から、ふたりの活動が始まる。
迫る死刑執行までのタイムリミットと冤罪を立証するための証拠収集。
死刑の抱える矛盾や問題点を鋭くえぐりながら、真相にせまってゆく。
随所にちりばめられた伏線が結実するまでの疾走感は素晴らしい。
読み始めるとやめられない。
満場一致での、第47回江戸川乱歩賞受賞作。
映画は観ていない(この本の面白さを超えることはできないだろう)。
しかし、この本は読むべし!