No.3 YAMAHA Paul Simon model | まれすけのギター日記

まれすけのギター日記

ボツボツと趣味でやっているギター。それにまつわる話や、大好きな映画、読書の話、なーんの関係もない話などをいろいろと書き連ねてみようと思っています。

「YAMAHA Paul Simon model」

1970年中頃、高校3年生でギブソンJ-45を購入した私は、とにかく毎日弾きまくった。しかし、DOVEへの思いは残る。19歳のこと。やはり、DOVEを買おうとY楽器に行く。そこで衝撃を受けた。YAMAHAがテリー中本氏を製作者に、カスタム(特注)モデルを販売しているではないか。
DOVEは先にして、今はこれしかないと思った。更に、このテリー氏は、来日した時に、あのサイモン&ガーファンクルの、ポール・サイモンの特注をうけていたと聞いた。確かに、アルバム「時の流れに」のデモでTV出演したサイモンは、黒のYAMAHAを持っていた。
サイモンは、このYAMAHAの第一号モデルの数年後、改良を続け、同モデルは現在数本持っている。
とりあえず、制作に入った。テリーさんとは電話で何度かやりとりして、約半年かかってなんと私の誕生日の日に完成した。ポール第1号機と同じモデルである。やったー。
完成したときの喜びは格別であった。それこそ、一緒に布団に入り、風呂にも入った。(笑)
同時期、YAMAHAの担当者から、「あなたのような、後先を考えない(笑)人がこのモデルを発注してまして、多分日本に7~8本あると思いますよ。」やはり、私のようなポール狂がいたのだ。
ピッチは完璧、チューニングは楽だった。ボディが小さいので音量はないが、メイプルのすばらしい音がした。サドルはチューン0マチックだが、ソリッドと変わらない中音も出る。夢のギターだった。
このギターでたくさん曲を書き、コンサート、ライブも多く出た。
おまけの話だが、このギター、収入もない学生がローンで買ったのはいいが、支払いが出来ず、父親が肩代わりした。オヤジはその時「おまえの20歳の誕生日のプレゼントじゃ。」と笑ってくれた。
今は、弾き語りであるが、年をとって、入れ歯になり、頭もつるハゲになって、唄うことが許されなく(笑)なったら、このギターで押尾コータローばりのギターを弾きたいと思っている。