ダウン症マレくんとのふつうの毎日
ときどきアリちゃん
物語と詩のブログです
これでいいのかと自問自答する暇もなく
でも今はこれでいいのではないか
そんな時間を過ごせるということは
自分がちょっとは上手く動けるように
体も心も回転し始めたということではないか
そんな風に思っている
先日は1年以上ご無沙汰していた
地域の親の会にアリとマレを連れて
せっせと自転車をこいで行ってきた
わたしを心配してくれていた
主催者の助産師さんや仲間たち
自然と頬が緩んだ
ここにもわたしたちの居場所はある
はじめて参加してくれた
まだ生後6ヶ月のダウン症の赤ちゃん
体の中からじんわりと
いろんな気持ちが蘇ってきた
毎日、毎日泣いていたあの頃
スマホでダウン症と検索しては
眠れぬ夜を過ごしていた
それでも目の前にいる我が子は可愛くて
わたしを必要としてくれていた
9歳になったマレくん
今は心の底から生まれてきてくれたことに
感謝している
マレのいない人生なんて考えられないし
こんなに面白い人を育てられるなんて
なんだかラッキーな気もしている
もちろん大変なこと苦しいこともたくさんある
大きな壁はいくつも立ちはだかるし
大きな穴にもしょっちゅう落ちる
傷だらけ泥だらけなんて当たり前だけど
生きてるってちゃんと感じられるというか
本当に大切なものがなんなのか
身を持って体験、体感してる
マレには感謝しかない
そのお返しになるかは分からないけれど
毎日を共に笑いながら泣きながら
怒りながら過ごしている
さぁ、今日もまた回転しますか〜
ぐるぐる
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