このブログは当時の日記をたどりながら

ダウン症をもった希(マレ)を妊娠、出産、現在までを

詩と物語で綴っています



【132話】大好きな祖母


母はとても嬉しそうにマレの世話をし

妹はおそるおそるマレを抱いた  

こんな当たり前の光景が嬉しくて嬉しくて

やっとここまできたとほんの少し安心した



祖母が心配して電話をかけてきてくれた

大好きな祖母の声を聞いたら

また涙が出そうになったけれど

これ以上心配はかけられないと

ぐっと堪えた



祖母は先日、百歳を迎えた

コロナ禍になってからもう何年も会っていない

次に会えるときはきっと

わたしのこともマレのことも覚えていないと思う

それでも会える日を楽しみにしている



つづく



母から送られてきた写真



これからの季節にも


うさぎのぬいぐるみ





前回の物語はこちら



マレ活のすべてはこちら



文芸社書籍案内はこちら





ありがとうございます

本日も最後まで読んでくださり

ありがとうございます


東京は

雨の月曜日


のんびりといきましょう


ニコニコ