このブログは当時の日記をたどりながら
ダウン症をもった希(マレ)を妊娠、出産、現在までを
詩と物語で綴っています
【124話】義母がくれた言葉
一番喜ばせたかった人
一番泣かせたくなかった人
一番恩返しがしたかった人
それができなかった自分
どうしようもない現実に
ただ悔しく
悲しむことしかできなかった
泣いて、泣いて、泣くことしかできない
あげたかったたくさんのものは
一つもあげることはできなかった
そんな大切な義母が言ってくれた言葉は
「マレタイムでいこう」
その言葉に救われて
支えられて
わたしは今マレと笑って生きている
つづく