このブログは当時の日記をたどりながら
ダウン症をもった希(マレ)を妊娠、出産、現在までを
詩と物語で綴っています
【30話】12月18日
今日は父の誕生日
父は若い頃俳優を目指していて
今も自由気ままに我道を歩んでいるような人だ
母は看護師をしながら家庭を支え
苦労しながらも私たち3姉妹を育てあげた
幼い頃はあまり家にはいなかった父だけれど
時間ができると通っていた保育園の
送り迎えをしてくれた
父が刑事役で出たドラマの主題歌を
二人で歌いながら
手を繋いでスキップをした
保育園前の道路に
白い石で絵を描くのが楽しみだった
ドラえもんとか
ミッキーマウスとか
父は絵もとても上手で
道路いっぱいに描いてくれた
私にはこの時間が何より大切で
会えない寂しさも一瞬にして埋まった
父はこの時のことを今でも時々思い出して話す
嬉しそうに笑いながら懐かしんでいる
ユーモアたっぷりで面白い父
自由奔放に見えていたけれど
きっと大変なこともたくさん
あっただろうと思う
だけれど
わたしたち姉妹への愛はとても深く
そのあふれる愛情は子どもから
孫たちへと今も続いている
つづく
30話まできました
美味しいコーヒーで
ほっと、ひと息
心も体もぽかぽか
野田琺瑯
コーヒーのことは
詳しくありません
でも大好き
道具も分かりませんが
ポットは野田琺瑯
お鍋もボールもタッパーも
何でも重宝します
ポット
やかん
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