アメリカ南部と中南米のサウンドが混じりあったような音楽、テックス・メックスに接近した1974年発表の彼の代表作のひとつ。名人芸の彼のギターと、ジム・ケルトナー、ラス・タイトルマンら職人ミュージシャンによるバック演奏は、技術的には高度なのだろうが、そんな難しいことを考えさせない、楽観的で味のある雰囲気。聴き手をまったりと緊張から解きほぐしてくれる温泉のような名盤になっている。キュートで洒落た魅力もあるので、若い音楽ファンにもぜひ。(麻路 稔)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
こういう人の傑作を改めてCDできけるなんて至福の喜びだ。『パラダイス……』は’74年,『ジャズ』は’78年の作品。前者ではR&Bやフォークをメキシコ風味やカリビアン・タッチで,後者では古いジャズを,それぞれ独自の解釈で披露する。味わい深い。