鹿児島県立鶴丸高校を経て京都大学理学部を受験するも失敗。その後、一年浪人して東京大学一類に合格し入学。東京大学在学中、学習塾の経営に惚れ込み、学習塾を立ち上げることを決意。大学を中退し開校するも、経営難に陥る。塾の財政を立て直すために、アニメや特撮作品の描写を科学的に考察する『空想科学読本』を発表。ベストセラーとなった。しかし、その印税が入るまで経営していた塾はもたず閉鎖。その後、全国チェーンの学習塾の教師などを経て、専業作家に転身。現在の肩書きは「空想科学研究所主任研究員」となっている。
なお、一見ペンネームのようであるが、「理科雄」は本名で、これからは科学の時代だということで父親が名付けたものである[1]。
幼少の頃より科学者を志し最終的に東京大学に進学するも、前述の通り中退している。宇宙への強い関心から、当初は宇宙物理学を専攻するつもりであった。現在は明治大学で非常勤として教鞭を執っているが、大学を中退してしまった過去から、かなりやりがいのある仕事であると著書の中で語っている。講義では、ウルトラマンと怪獣の取っ組み合いのシーンから衝突時に発生するエネルギーを算出するなどしているという。
その著書の内容から、かなりの酒豪である。本人の計算によると、これまでの人生で酒に費やした総額は1千万円を超えているらしい。
また、無類のプロレス好きであり、1990年から1年間中国に滞在したときも、「今日本のプロレス界はどうなっているか」と、気が気ではなかった。
著作活動 [編集]
柳田以前にもSF作品に対し科学的に考察した本は多数出版されていたが、子供向けの作品を中心に劇中描写(裏の設定はあまり省みない)をもとにして科学的な考証を混ぜつつ妄想(何らかの飛行方法を有するウルトラマンの自由落下を心配する)を展開し、意外過ぎる結論を導き出し、作品や主人公等をネタにするという斬新なスタイルがおおいにウケた。空想科学読本については、2009年3月に最新巻である『空想科学読本7』が発売された。
他に空想科学シリーズとして、マンガのヒトコマに注目しその描写を科学的に考察する『空想科学漫画読本』や、SFを中心とした実写映画の描写を科学的に考察する『空想科学映画読本』、昔話の内容を科学的に考察する『空想科学日本昔話読本』などを発表している。メディアファクトリーの発表によると、空想科学読本1~4までの累計が200万部以上。また空想科学シリーズ全体では、空想日本昔話読本出版時の宣伝文によれば累計300万部とされている。
このほかマンガ、小説の原作者としても多数の著作を持っており、事象について「科学的」に考察することがほとんどの作品において重大なテーマになっている。
他に空想科学を冠としたラジオ番組のパーソナリティや、『侍ジャイアンツ』再放送における各種魔球の科学的解説など、マスメディアにおいても活躍している。
批判 [編集]
しかし、これらの考察に対しては山本弘らによって作品設定の認識から物理法則の適用まで多々間違いが含まれていることが指摘されている(例 : ロケット推進の原理、ロケットパンチの「光子力ロケット」を光子ロケットと混同した等、ただし意図的である可能性もある)。山本弘による批判は1冊の書籍となり『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』と題して発行された。
このように、科学的な間違いや根本的に「子供の夢を壊すようなことをどうしてするのか」といった批判もあり、評価は完全に二つに分かれている。だが、少年時代『ウルトラマン』視聴時にその特撮シーンがとても作りものだと信じられず(故に今でもメイキングには興味がないと語る)、そこからその世界を現実に存在する物と考える癖がついたらしく、そういった事から本人は前書きなどで「空想科学を現実で行うのは大変なこと。科学的に有り得ない物事を考え付くのが人間の空想力の素晴らしいところである」と述べている。散々ネタにしている『マジンガーZ』も、再放送を毎回正座して視聴するほど好きだったとも書いている。
また、間違いについては本人もかなり気にしており、完全とは言えないが読者の指摘などを元に第二版や文庫化など機会があるごとに訂正が行われ、あとがき等で謝罪したりしている。
批判の一方で理科嫌いの子供に科学への興味を惹起させる効果を評価する向きもあり、『全国こども電話相談室』回答者、インパク中部電力出展の監修者、産総研子ども向け科学講座の講師などに選ばれているほか、高校・高専の図書館向けに『空想科学 図書館通信』の送信も行っている。