1907年、東京に生まれた松平頼則(まつだいら・よりつね 1907年5月5日-2001年10月25日)は、ほぼ独学で作曲を修めた作曲家でありましたが、雅楽と西欧音楽の様々な語法を融合させた極めて質の高い作品を書き続け、ついには西欧音楽の嫡子たるメシアン・ブーレーズにすら影響を与える地平に立った、日本音楽受容史上の奇蹟とすら評せられる作曲家です。
昨年7月に開催した第一回公演では、ソロ作品やデュオ・トリオといった小編成の室内楽作品を中心に松平の創作史を俯瞰し、好評をもって受け入れられました。今回の第二回公演では、松平が雅楽を作品に取り入れた最初期の作品である「チェロ・ソナタ」から、松平の1980年代を代表する作品である「雅楽の主題による10楽器のためのラプソディ」まで、現代音楽演奏の一線に立つ奏者の演奏にてお聴き頂きます。