この作品の恐ろしさはハンパじゃない | ノイズのなぐさめ

ノイズのなぐさめ

歪んだ美意識。
ちっぽけ 些々たる しがない
たわい無い 些末 末梢的
スマート、スィート、デンジャラス
大切なのは長く働くこと。

ROBERT ASHLEY / WOLFMAN ( CD )

この作品の恐ろしさはハンパじゃない。近年は、ゆる~いオペラ作品で知られる ROBERT ASHLEY ( ロバート・アシュリー ) 。1960年代ころ、通称 WOLFMAN ( ウルフマン ) ことアシュリーは、デトロイトのアンアーバーにて GORDON MUMMA ( ゴードン・ムンマ ) らとの ONCE グループや、SONIC ARTS UNION ( ソニック・アーツ・ユニオン ) を結成し、実験音響作品を数多く手がけていました。今作はそのアシュリーの初期作品で、その後のノイズ・シーンに与えた影響は計り知れない最重要作品です。‘THE FOX’ は、ヨーロッパ風のトータル・セリエール風電子音楽 ( カッコ良い!! ) なのですが、‘WOLFMAN’ は、ジャケの通り、口にマイクを突っ込み絶叫し、それをフィードバックさせるという、発想からしてアナーキー極まりない作品となっています。ほとんどノイズにしか聞こえない音魂と荒れ狂う高周波フィードバック・ノイズが暴力的で魅力的。ちなみにジャズ界の大御所 BOB JAMES ( ボブ・ジェームス ) のこの頃の作品 “EXPLOSIONS” ( ESP ) に、ムンマと共にウルフマン名義で参加しており、‘WOLFMAN’ にてセッションをしています。 ( 2060101000133 )