水原弘が生涯のほとんどをついやしたのは、“破壊へ向けての生活無頼”と“歌うこと”の二つだった―。昭和歌謡界黄金時代を疾風の如く駆け抜けた、無頼の歌手・水原弘の壮絶な生涯。酒、博打、借金に満ちた破天荒な歌手生活とは?関係者からの綿密な取材を重ねつつ、波瀾万丈の人生を描く感動のノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
村松 友視
1940年、東京生まれ。慶応大学文学部哲学科卒業。82年『時代屋の女房』で直木賞、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
愛称は「おミズ」。一時期に渡辺プロダクションに所属。
井上ひろし、守屋浩(いずれかに代わりかまやつひろし)とのトリオで「三人ひろし」と呼ばれることもある。
その歌唱力は誰もが認める一流であった。
だが水原自身の不器用さと、破天荒で無頼派な生き方が周囲の誤解を招いたところは否めず、晩年はヒット曲に恵まれず不遇であった。
村松友視の手による纏まった評伝がある(『黒い花びら』村松友視、河出書房新社、2005年)。