次々と濁流に ... | ノイズのなぐさめ

ノイズのなぐさめ

歪んだ美意識。
ちっぽけ 些々たる しがない
たわい無い 些末 末梢的
スマート、スィート、デンジャラス
大切なのは長く働くこと。

昭和49年の台風16号による多摩川氾濫(俗に言う狛江水害)を題材にした山田太一の傑作小説。1978年にはTBSでドラマ化され、ジャニス・イアンが歌う主題歌「ウィル・ユー・ダンス」と共に大ヒット。多摩川沿いの家が次々と濁流に ...

岸辺のアルバム(きしべのアルバム)は、山田太一が原作·脚本を手がけた東京放送のテレビドラマ。1977年6月24日から9月30日迄放送された。プロデューサーは堀川敦厚。

主演は八千草薫で、杉浦直樹、中田喜子、国広富之(デビュー作)、竹脇無我(特別出演)、津川雅彦らが出演。

1974年の多摩川水害が背景にある。この水害で多摩川の堤防が決壊し、19棟の家屋が崩壊、流出したが、被災者にとって家を失った事の他に、家族のアルバムを失った事が大変ショックであったと言う話を原作者が聞き、そこからドラマの構想が生まれた。

ドラマでは倦怠期を迎えた夫婦の危機と子供たちが大人になる過程での苦悩、家族が崩壊してゆく様が描かれ、最後に水害により家が崩壊する(水害で家が流される部分は実際の報道映像が取り込まれた)。

このドラマで、主演の八千草は家族に隠れて竹脇と不倫する主婦を演じそれ迄の良妻賢母的なイメージを打ち破り新たな役どころを開拓。テレビ大賞主演女優賞を受賞。

又、この作品でデビューした国広はゴールデンアロー新人賞等を受賞。

当時の平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とそれほどでもなかったが、その後評価が高まり知名度は高い。『想い出づくり』や『ふぞろいの林檎たち』など多くの代表作を持つ山田太一自身が、脚本家を志す学生から『早春スケッチブック』と並んで、この作品が最も質問を受けると著書で語っている。 全15話。