画家・大竹伸朗(おおたけしんろう)、51歳。
彼の作品は「スクラップ」、つまり貼ることによって作られる。紙だけでなく貼れるものはなんでも貼る。
昨年末、東京都現代美術館で2ヶ月間行われた大竹の個展は、日本人としては初めて3フロアすべてを使い、出展数は前代未聞の2000点だった。ちなみに来場者は55000人。
1982年の個展デビュー当時、自費出版した画集が、2000部売れればヒットといわれる美術系出版の世界で、初版で1万部が完売という異例の売れ行きを記録。
大竹の作品は、今や多くの美術館に所蔵され、若い学芸員たちがこぞって彼の個展をやりたがる。一泊10万円以上する高級旅館の部屋にも、大竹の作品がかかる。
しかし、当の大竹は、そんな輝かしい経歴にあまりとんちゃくしていないようだ。「大事なのは『今日何を作ったのか?』ということ」だから。
番組では9ヶ月間大竹に密着し、独特の世界を覗かせてもらった。そこから垣間見られたものは…?