金色の風、青い海 -26ページ目

金色の風、青い海

日々の些細なことや感じたこと、想像、詩や散文を書いています。





落ちる 落ちる


頬を伝ってこぼれ落ちた涙は


手すりを超えて落ちてゆく


その涙は地面まで届くのだろうか?


それとも途中で蒸発してしまうのか?



何の気なしに眺めた空には


低い位置 オレンジ色の受け月


何故か君が思い浮かんで


無意識に頬を伝っていった涙が


ポロリポロリ


次々連なって


頬の丸みをなぞって落ちてゆく


一体どういう感情で


この涙は溢れ出たのだろう?


内側を見つめてみても明確な事はわからない…






知ることから逃げているのだろうか?


知ったらどうなるのだろう?


知らないことで自分を保っているのだろうか?


本当は恋しくて 


ただ会いたいということを知っているのに…


知らないふりをして


平穏な日常を


無難に送ることを選んでいるのは私だ


あの月は私の涙を


受けてくれるのだろうか?


そしていっぱいになった頃には


自分の感情を認めて


受け入れることができるのだろうか?





雲に隠れた月は


今日はもう戻らないだろう。