戦記物が苦手な理由 | 身体の声を聴きながら

身体の声を聴きながら

したくないことはしない・したいことをとことん楽しむ
身体に異変がなければそれで全て上手く行く
病気や怪我は誰もが持っている羅針盤

何でもいいから塩野七生さんの本を読もうと借りてきた。


サスペンスは好きだけど
戦記物は苦手。

裏の裏の裏みたいな騙し合いに
おもしろさではなく空しさを感じてしまう。

最悪を想定する脳のことを考えていたら
なぜ苦手かわかった。

スパイや駆け引きや策略は
想定外が引き金だ。
読者を引き込む。
そして勝敗がつく。
勝者の喜びと敗者の…悲しみではなく虚しさ

虚しさでもないかもしれない、
何もない。
事が起きただけ。

この作品は最後の主人公の未来への決意で救われたのは
そこに希望があるから
手応えみたいな何かがあるから

あら!
私は策略の中には大きな希望があるのでは?
私はそこを見ていない?

そうかもしれない。
戦記物の面白さはそこなのに。