プラン9の久馬さんが大阪講演を観賞したというのを日記で拝見し気になっていたデス電所。そんなところに友人のCさんからのお誘い。

ふたつ返事で「行く!行く!」と。

下北沢駅前劇場にて。すごくいいお席をご用意いただいての観賞。Cさんありがとー。

それにしても駅前劇場は舞台狭い。

初デス電所、この劇団がどんなお芝居するのかまったくなんも知らんと観にいきまして、楽しめるかどうかちょっぴり不安だったのですが、大変好みでございました。

初めの方は狭い舞台でギューギューになって踊ったり、ワァワァ言ったりする様がただただ面白くって、オムニパス的なコントをする集団なのかしら?なんて思っていたのですが、だいぶしてからそれがひとつのお話になっていることに気がつきました。

ワァワァ言って踊ってる時にも、その歌詞の中にチョイチョイ教訓めいた言葉があるなぁ、とは思っていたのですが、お芝居を通じてもちゃんとしたメッセージがあったと思います。

そのメッセージも個人的にとても共感できるものでした。

わたくし、極端な真面目と不真面目の融合がとても好みなのですが、デス電所はまさにそんな集団だったと思います。

機会があったらぜひともまた観てみたいです。

さて、ここからはお芝居の感想とは別で私のエピソード。

お芝居の中で、特急電車に乗った男が、尿意・便意・吐気を一気に催し、尿意・便意・吐気にはやしたてられるというミュージカルがありまして、それがものすごく馬鹿馬鹿しくて大笑いしていたのですよ。「次の駅まで後3分。でもその3分が長くて辛い~」なんて歌を歌いながら尿・便・ゲロ役の男女が苦しむ男の周りを踊り回るシーンでは腹をかかえて笑ったりして。

それがその数十分後、わたくし猛烈に腹が痛くなりまして、まさに先ほどの苦しむ男と同じような状況に。(男は3重苦だったけど、私は1重苦なので、苦しみは3分の1だけど)

でも、今ここでトイレにたったりしたら、周りの人に「あっ、あの人…」と思われてしまうに違いないですよね。席が前の方だったので、芝居の途中で立ったら目だってしまうし。なんとしても耐えなければ、とそこから私の戦いの始まり。

芝居が佳境に入っていき、もう終わるかと思うとさらなるエピソードが始まり、これで終わりと思ったら過去の回想が始まったり。お芝居の大事なシーンでしんみりしたり、ちょっと涙をうかべてもいいようなシーンなのに、私の頭の中は「早く終わってくれ。」という思いでいっぱい。お芝居に対しての集中力はゼロ。

そんな中始まったみんなで踊るシーン。やーめーてー。ドスドスしないでー。

さっきまではあんなに楽しんでみていたダンスシーンも、その時の私には攻撃的なものにしか感じられず。ものすごく腹に響くんですよね、人のドスドスした足踏みって。

そんなこんなでもう無理…、と思った時にどうやらホントにエンディングと思えるシーンに。

でも、逆にその時こそいよいよ出るに出られない。あー、ドスドス踊ってる時に出とけばよかったー、と思うも後のまつり。

ただただ耐えながら、芝居の終わりを待つ私。

頼むからもうちょっと早口で台詞言ってー、サクサク動いてー。

最後、台詞を言い終えた女性が後ろの椅子に座り、そして暗転。

暗転もちょっとづつ暗くなっていくのがまどっろこしいことこの上ない。私にとっては芝居の演出よりも速やかな終演が重要。はよ暗くなれ!!

ひざの上においていた上着を下におき、椅子から半身乗り出し完全に証明がおちきった瞬間ダッシュ。

席がトイレに近いところだったことがこれ幸い。どうにか惨事はまぬがれ、無事に用を足すことができまして、わたしの戦いも勝利を得て無事終了。

楽しませて下さった出演者のみなさまに感謝の意をこめて拍手を送りたかったのですが、席に戻るに戻れず、カーテンコールはトイレの中でむかえ、トイレより賛辞の拍手を送り、私の初デス電所「夕景殺伐メロウ」観賞終了。