再掲   メキシコの太陽   サルバドール・サンチェス | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

 

1980年代の世界のボクシングシーンを考えた時に忘れられない名ボクサーが数名いますが、この選手もその中の一人です。

 

当時、一番ボクシングファンとして真剣にTV大阪やらボクシングマガジンを毎月、定期購読していた時代でこの選手を日本で言えば伝説の選手、大場政夫になぞらえている御仁も多いと思われます。

 

23歳で王者のままクルマでの交通事故死し永遠の王者のまま、その生涯を終えた選手だからである。

 

今みたいにWOWOWで世界の1流ボクシングが頻繁に観れる時代ではなく特にこの人が活躍したフェザー級あたりの中量級は余程、強烈なインパクトがないと当時のTV東京系のTV大阪でしか放映がなくヘビー級がたまにあるくらいで、あとはハグラーやアルゲリョのダイジェスト放送があっただけのような記憶があります。

 

レナード、ハーンズ、デュラン、ホームズ等の試合もありましたがなかなかソレ以外ってなると放映がないのでファンはボクシングマガジンで結果を知り、試合内容を妄想するって感じでありました。

 

元々、医者志望の端正なマスクにその地味そうなボクサースタイルのファイトで確か、初戴冠したダニー・ザ・キッド・ロペスとの試合でも全勝レコードではなかったので、まずダニー・ロペスにKO負けするだろうと大方の予想を覆し13回TKOで下した試合は当時、番狂わせと言われた。

 

 

 

 

俺はインディオの末裔の血が混じっていると言われたダニー・ロペスが好きだったので、負けてショックと同時にこのサンチェスというボクサーが気にはなりました。

 

そして彼の名声を決定的にした試合がプエルトリコの英雄、ウィルフレド・ゴメス(当時のJ・フェザー級の無敵王者)が挑戦してきた試合でこの試合もオッズでは8:1くらいで圧倒的にゴメス有利となっていたがまたも大番狂わせで8RKOで葬っています。

 

未だにその当時のボクシング・マガジンのゴメスのダウンシーンや腫れあがった顔面の写真が印象的でして、このサンチェスってボクサーはメチャクチャ強いんだろうなあ~って想起したものでした。

 

後にビデオ等で観る限り、どちらの試合も圧倒的に試合を支配していたと言いますか、距離の測定が素晴らしく完全に相手の間合いをつぶして二人の歴史的強打者を葬っています。

 

総試合数 46

 勝ち 44

KO勝ち 32

負け 1

引き分け 1

 

大場政夫と比較したらこの戦績はクラスも時代も違うので一概には言えませんがこちらの方が実績は凄いとは思います。

 

メキシコの太陽って自分が勝手に付けたニックネームですけどホント、そんな感じの爽やかな好青年でインテリジェンス溢れる素晴らしいボクサーでしたね。

 

 

という記事を13年前に書いているが、今この階級に井上尚弥が挑もうとしてるが、あくまで極私的に言わせてもらえば井上が苦手なタイプでおそらく負けると思う、このディフェンスとカウンターパンチは天性のもので練習でどうのこうのではない世界な気はするのだ。永遠のフェザー級王者の一人。